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いつもと違う「肩こり」で女性が抱いた"嫌な予感" たかが肩の痛みと"あなどってはいけない"ワケ

東洋経済オンライン / 2024年10月13日 8時20分

単なる肩こり――。そう思っていたら大変なことが起こっていたというお話です(写真:C-geo/PIXTA)

「いつもの肩こり」だと思っていたら、重大な病気が見つかり、命拾いをしたという39歳の女性。「同じような症状の人は気をつけてほしい」という彼女が経験した、まさかのできごととは――。

女性の名前を鈴木美保子さん(仮名)としよう。鈴木さんは幼稚園児と小学生の子どもを持つ母でもある。日中は常勤の事務職として働いている。

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そんな鈴木さんに異変が起きたのは、2024年の8月。つい最近のことだ。その日の朝、起きたときに「肩こり」を感じたのが始まりだった。

その“肩こり”はいつもと違っていた

鈴木さんは仕事で連日、パソコン操作をしていることから、肩こりにはよく悩まされていた。「ただ、右手でマウスを動かしているからか、こるのは右肩がほとんど。なのに、その日は両肩がこっていたので、『珍しいな』と思いました」(鈴木さん)

本連載では、「『これくらいの症状ならば大丈夫』と思っていたら、実は大変だった」という病気の体験談を募集しています(プライバシーには配慮いたします)。具体的なお話をお持ちの方は、こちらのフォームにお送りください。

休日だったため、自宅で肩をもんだりして過ごしていたが、こりは改善しない。昼近くになると背中の真ん中あたりにも、こりが広がってきた。ただ、これも時々あることだったので、さほど気にせず、自宅に常備している市販の湿布薬を、子どもに貼ってもらったのだという。

湿布は作用が強めのタイプで、いつもなら効果を実感できる。しかし、貼ってもよくならない。追加で痛み止め(市販)を飲んでみたが、こちらも効かなかった。

夕方になるとこりは痛みに変わり、つらくなってきた。ほかに症状はなかったものの、額を触ってみるといつもより熱い気がした。体温計で測ったところ、なんと「40度」。さすがに「何かやばい病気かも……」と嫌な予感がした。

痛みは時間の経過とともに悪化し、左の脇腹にまで広がる。重だるい痛みがひたすら続き、地獄のようだった。

「陣痛のほうがまだラクだった。間隔を空けて痛みが来るので、休めるから。でも、このときの痛みは止まることがない。人生の中で一番つらい痛みだったかもしれない」(鈴木さん)と言う。

夫に付き添われて救急外来に

帰宅した夫は妻がベッドでうずくまる様子を見て驚き、「病院へ行こう」と言った。車で救急外来のある病院に向かったという。

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