ベトナム発「予約困難ピザ店」東京進出の舞台裏 Pizza 4P's設立「元IT系勤務」日本人夫婦の情熱
東洋経済オンライン / 2024年10月16日 11時0分
「ベトナムの経済成長には目を見張るものがあります。ベトナムに足を運んでみれば、誰もがその活気に驚き、多くのビジネスチャンスがあることにワクワクするはずです」
そう語るのが、28歳で日本人初のベトナム公認会計士となり、ベトナム初の日系資本会計事務所(現・I-GLOCALグループ)を創業、現在はホーチミン、ハノイ、東京に拠点を設け、大手上場企業を中心に1000社超の日系企業のグローバルビジネスをサポートしている蕪木優典氏だ。
蕪木氏の新刊『加速経済ベトナム――日本企業が続々と躍進する最高のフロンティア』の内容の一部を編集・抜粋し、ベトナムビジネスの魅力の一端をお届けする。
「日本食」ではなく、ピザで外食産業に挑戦
一般的に新興国で外食産業をはじめとした食にまつわるビジネスに参入することは、あまり得策ではないとされています。客単価が日本以上に低いことや、大勢のスタッフをマネジメントするのが難しいからです。
【書籍】『加速経済ベトナム』は、入山章栄・早稲田大学ビジネススクール教授推薦! 「ベトナムビジネスは熱い。そして何より面白い!」
しかし、ベトナムで事業を成功させるという「情熱」とたしかなクオリティがあれば話は別です。
そのことを見事に体現しているのが「Pizza 4P’s」(社名は4P’s Holdings)です。店舗数は今やベトナムとカンボジア、そして2023年末に麻布台ヒルズにオープンしたPizza 4P’s Tokyo、インドにオープンしたPizza 4P’s Indiaを含めると36店舗に達しています。
ベトナムを代表する外食チェーンとなったPizza 4P’sを経営するのは、もともとサイバーエージェントで働いていた益子陽介さんと高杉早苗さん夫婦。2011年に益子さんが前職時代にベトナムでの投資事業を担当することになったことを機に同地の魅力に惹かれ、設立に至ったそうです。
それにしても、メディア事業やインターネット広告事業などを主軸とする前職とはかけ離れた外食産業、しかも日本食や寿司といった日本人の強みを発揮できそうなジャンルではなく、あえて「ピザ」に着目したのはなぜなのでしょうか。
その背景には益子さんのピザと人々の幸福をつなぐユニークな体験がありました。
「以前、自宅の裏庭に泥だらけになりながらピザ窯を自作し、焼きたてのピザを仲間たちとシェアしながら楽しんだ些細なひと時が、自分にとってかけがえのない幸せだと感じた。それこそがPizza 4P’s の原点であり、それからというもの『心を豊かにし、世界中に幸せを広めることは、これほど小さいことからはじめることができる』という思いでひた走ってきた」と益子さん。
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