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補聴器と何が違う?「AirPods」聴覚サポートの特質 アップルが示した革新的アプローチを徹底解説

東洋経済オンライン / 2024年10月21日 22時0分

また、難聴は身体的および認知的なパフォーマンスの低下をもたらすという研究もあり、認知症のリスク増加など生活に大きな影響を与える可能性がある。

ヒアリングチェック機能は、難聴の早期発見を医療レベルの聴力テストで手軽に行え、ヒアリング補助によって”本来の聴覚”との違いを認識できる。これは大きな差だ。本人が自己判断で診察を受けていない場合に、受診するきっかけになるかもしれない。

難聴を初期段階で把握できれば、その後に続く症状の悪化や疾患の予防にもなる。

最後に個人的に気に入っている機能を追加で紹介しよう。

「大音量低減」機能だ。

AirPods Pro 2を用いるとトランスペアレントモードを通じ、自然に周囲の音を感じられるようにすると共に、音響全体の雰囲気や音域バランスを損なわず、音量だけを緩和してくれるモードがある。爆音の音楽ライブなどでは、耳の健康を害する可能性があるレベルまで最大音量が出てしまっていることが多いが、音楽そのものを損なわずに耳を守ることができる。

誰もがヒアリング補助を必要としているわけではないだろうが、たとえ聴覚が正常であったとしても、こうした機能によって自分の耳の機能は守られるとするならば、ポジティブに捉えるべきだと思う。

本田 雅一:ITジャーナリスト

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