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日常生活が「いつの間にか筋トレ」になる方法7つ 身の回りにある「無料のマシン」を活用しよう

東洋経済オンライン / 2024年10月22日 7時30分

④自転車のサドルを少し低くする

自転車のサドルを若干、低めに調整してみましょう。これでこいでみると、いつもより少しこぐのが大変になるはずです。でもこのおかげで、ももの前側の筋肉である、大腿四頭筋を鍛えることができます。

ただし、低くしすぎてバランスがとれず、ふらふらするのは危険です。安全のため、運転姿勢がくずれないくらいの高さに調整してください。

⑤よく使うものは 手の届くところに置かない

立ったり座ったりするだけでも、筋トレになります。テレビのリモコンなど、よく使うものは手の届くところではなく、少し離れた場所に置きます。リモコンを使うたびに立って取りに行く、これだけでも1日の運動量は大きく変わっていくものです。

⑥貧乏ゆすりを行う

行儀がよくないとされる貧乏ゆすり。実は、医学的には健康効果が認められている動きなのです。脳からの指令を、筋肉に伝達する神経の機能を高めます。また、筋肉自体も収縮と弛緩を瞬時に行うことで、敏しょう性が高まります。動かす足の速さを、なるべく速くすると効果的です。

⑦深呼吸をする

浅い呼吸は、肺をふくらませる呼吸筋(横隔膜)の衰えを招き、心肺機能の低下につながります。1時間に1回、背すじを伸ばして胸を大きく開いて深呼吸をする時間を作りましょう。猫背は浅い呼吸の原因になるので注意しましょう。

それでは次に、「食事」についてお話ししたいと思います。食事の話抜きで、体力は語れないからです。

「医食同源」という言葉を聞いたことはないでしょうか。「病気を治すのも、日常の食事をするのも、生命を養い健康を保つためには欠くことができないもので、源は同じだ」という意味です。つまり、「日頃の食生活に注意することは、病気を予防し、健康を維持することになる」ということです。

もともとは「薬食同源」という中国の思想なのですが、1972年当時、NHKで放送されていた料理番組で、臨床医であった新居裕久先生が発表された言葉です。これは、「細胞」の視点から見ても真実だと言えます。

体力の底上げには「食事」も欠かせない

私たちの体を維持しているのは、37兆個の細胞です。正常な細胞は、古くなったら死んで、新しい細胞と入れ替わります。死んでいく細胞の数は毎日億単位ですが、それとほぼ同数が新しい細胞に入れ替わっています。

新しい細胞へ入れ替わるには、材料が必要です。それは、栄養素。つまり、食事です。私たちの体は、自分が食べたものでできているのです。

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