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「有名私大で倍率1倍台」総合・推薦入試の穴場は? 情報戦を制して、一般入試より有利な条件を狙う

東洋経済オンライン / 2024年10月24日 8時40分

一般入試で大学に入る人は5割以下。特に「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」などの総合・推薦入試は情報戦で、綿密な戦略が必要です(写真:KazuA/PIXTA)

大学の進学事情はひと昔前と大きく変わり、現在では総合・推薦入試を使っての進学が半数を超えています。そんな総合・推薦入試においては、有名大学であっても、“倍率1.0倍”と志願者全員が合格した狙い目の学科もあるのです。個別指導塾塾長の小林尚氏と推薦入試専門推進塾塾長の橋本尚記氏に、推薦入試のお得情報について解説してもらいます。

※本稿は小林尚・橋本尚記著『提出書類・小論文・面接がこの1冊でぜんぶわかる ゼロから知りたい 総合型選抜・学校推薦型選抜』から一部抜粋・再構成したものです。

総合・推薦入試でもっとも大切なデータは「倍率」

いまや、一般入試で大学に入る人は5割以下。半数以上の人が「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」などの総合・推薦入試(本記事では、以降まとめて推薦入試と呼びます)を使って進学する人が増えています。

【図表を見る】GMARCHの中で入りやすい推薦入試の一覧

特に推薦入試は情報戦で、綿密な戦略が必要になります。そんな推薦入試の戦略を立てるうえで、もっとも大切になってくるのが「倍率」です。

一般入試では仮に倍率が高くともそれほど気にする必要はありませんが、逆に推薦入試では倍率がとても大切です。専願の形式で補欠合格などはあまりありません。周りの受験者はみんな「純粋なライバル」であり、倍率はダイレクトにそのライバルの多さを示しているのです。

ですから、推薦入試では低倍率の入試をねらうのがベーシックな戦い方です。ただし、倍率が低い入試は出願条件が厳しいものが多いのが現実です。

ところが、実は近年、有名大学であっても条件がゆるい、かつ低倍率の入試をおこなっている大学がいくつかあります。本稿ではそんな情報をこっそり、みなさんにお伝えしようと思います。

日東駒専に倍率1倍の学科はある?

日東駒専は、みなさんご存じでしょうか。日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の4大学の頭文字を取った大学群で、日本の中堅大学として根強い人気があります。

しかし、この大学群でも倍率が極めて低い学部がいくつか存在します。
まずは日本大学から見ていきましょう。次の表に日本大学の推薦入試について、学部・学科・主な出願条件を記載しました。

見てみると、出願条件「特になし」の学部があります。条件がある学部でも、理系の科目を習っていれば大丈夫だったり、高くない評定平均が条件だったりと、いずれも多くの人がクリアできるものになっています。

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