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洋服の「カレー染み」キレイに消す洗濯の"ガチ技" やってはダメ「漂白剤で最初に付け置き」の理由

東洋経済オンライン / 2024年10月26日 8時40分

今回はカレー染みの付いたTシャツの洗い方。どんな裏ワザがあるのでしょう(写真:ニングル/PIXTA)

前回の記事(Tシャツを「気持ちよく着る」ための洗い方の心得)で、Tシャツの洗い方についてその考え方をお伝えしました。

【写真で見る】カレーの"シミが”首もとに付いた子どものTシャツ、プロの洗濯家の手にかかればどうかわる?ビフォー/アフターを見る

Tシャツに限らず、洗濯の際に洗い方を決めるときには、「いつ、どんなときにどう着る服か」と、「洗いたいものがどんなものか」を詳細にしていくことが大事になります。

【写真で見る(8枚)】カレー染みの付いた子ども用Tシャツ。洗濯家が「洗濯機+家庭用洗剤」で洗ったらどう変わる?

今回は、実際のTシャツを事例にして具体的にお伝えします。

「染み」で見落としがちなこと

お子さんのTシャツで、カレーの汚れが付いてしまったそう(※外部配信先では写真を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

このとき多くの人の洗濯は、カレー汚れにフォーカスが当たってしまい、洗濯の中心がカレーの落とし方になってしまうことが多いです。

ですが、僕らが提唱している洗濯は、カレーの汚れにフォーカスを当てるのではなく、服にフォーカスを当てる、です。あくまでも、それがどんな服に付いているかをまず明確にするのです。

服には洗える強度の限界がそれぞれあります。

だから、汚れではなく、服を基準に洗い方を決め、服の限界を超えないように、そのなかで目一杯汚れを落とすことを考えます。これにより、服を傷めずに汚れをきちんと落とせるのです。

そこでまずは、このTシャツがどんなTシャツかを明確にしていきます。

Tシャツに付いているケアラベルを見て、素材と絵表示を確認します。素材は綿100%。水には強い素材なので、水洗い自体は問題ありません。

とはいえ、洗濯はただの綿の布を洗うわけではないので、どんな仕立てになっているかをさらに詳細に見ていきます。そのときに参考にするのが洗濯絵表示です。

洗濯絵表示を確認すると…

さっそく洗濯絵表示を確認すると、「40℃以下の水温で、洗濯機の弱コースで洗う」という表示が付いています。

この絵表示だけで見ると、弱水流で洗えばいいのだなと考えてしまうのですが、そうではありません。次に見るべきは、この表示の根拠です。

表示で弱コースでの洗濯を指定しているということは、標準のコースで洗うとTシャツに何かしら不具合が出る可能性があるということ。でも、Tシャツを見ると、弱コースで洗う必要がありそうな箇所は見当たりません。

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