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「ほぼ無理ゲー」難関大合格が高校生には酷な事情 試験内容と環境がひと昔に比べて大きく変化

東洋経済オンライン / 2024年10月27日 9時0分

このような状況の中で、自分のやるべきことに集中し継続していくことは、これまで以上に難しくなっています。

選択肢が増えすぎて何を選べばいいかわからない

それに追い打ちをかけるかのように、受験生の選択肢が増加しています。
選択肢の増加というと聞こえはよいですが、もう少し厳密にいえば、選択肢の複雑化です。

たとえば、大学・学部の新設です。時代に合わせて新しい大学・学部が多くつくられます。これ自体は悪いことではありませんが、高校生にとっては悩みの種になります。「〇〇学部に行きたいと思っていたけど、この時代だし、情報系の学部を目指した方がいいのかな……?」そんな悩みを持つ人も少なくないでしょう。

入試形式も増えました。総合型選抜や学校推薦型選抜の割合が増えたことにより、これまでは特殊な力や実績を持つ生徒向きだった入試が、一般的な生徒の選択肢に組み込まれているのです。

一般入試の中でも、複数科目に範囲がまたがる大学独自の「総合問題」の出題や英検を利用した試験形式の増加、私立大学での共通テスト併用型入試など、複雑化・細分化の波は今もなお、続いています。

このような状況下、難関大学合格の難易度は依然として高く、一般入試であれば3000~6000時間の勉強が必要です。仮に5000時間勉強をするとしたら、1日5時間勉強をするとしても、1000日間かかります。1000日間……つまりは約3年近い時間が必要、ということです。

「高校は3年間しかないのに、どうやって時間を確保したらいいの……?」と思いますよね。

普段の生活を振り返ると、どうやっても現実的ではないという高校生も多くいると思います。今の高校生はこの現状の中、限られた時間でどう大学入試を勝ち抜くかを考える必要があるのです。

特に推薦対策は、高校1年生の最初から始まっています。早め早めに情報をチェックし、やるべきことを小分けにして、1つずつ取り組んでいきましょう。

小林 尚:個別指導塾CASTDICE塾長

橋本 尚記:推薦入試専門推進塾塾長

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