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31歳下のロシア人女性と結ばれた59歳男性の実話 奥手だったことがむしろ大きな加点になったワケ

東洋経済オンライン / 2024年10月27日 13時0分

31歳下のロシア人女性と結婚するに至った59歳の男性。意外なところでつながったご縁と彼らの幸せな生活について追います(イラスト:堀江篤史)

<晩婚さんいらっしゃい、を昔からよく拝読させていただいております。私自身、50歳を過ぎて初婚、妻も初婚で、かつ国際結婚という特殊なケースです。妻とは国際交流サイトを通じて知り合い、4カ月後に入籍しました。妻は某東欧諸国の出身で、日本のマンガ、アニメなどが好きで中学生のころから日本語に接していたため日本語はペラペラです。結婚して4年たち、今も仲良く暮らしています。>

神奈川県在住の永田彰さん(仮名、59歳)から本連載の出演申し込みフォームに連絡があったのは今年6月。彰さんは「50歳を過ぎて初婚かつ国際結婚」という点を特殊なケースとしているが、もっと特殊なのは妻のアンナさん(仮名、28歳)との大きな年齢差であり、しかもアンナさんはロシアの大学を優秀な成績で卒業したエリートであることだ。

「好きな人と一緒に暮らしたい」平凡な望み

待ち合わせたのは横浜駅前の和食店。インタビュー場所を横浜に指定した彰さんが選んで予約もしてくれた。やや恰幅のいい彰さんは年齢相応の外見で特にオシャレでもないが、メガネの奥の目が澄んでいて表情も豊かなので若々しい印象を受ける。その傍らにぴたりと寄り添っているアンナさんは「BOSS」のTシャツとカチューシャ姿。ロシアの素朴な女子学生、という風情だ。

彰さんはIT関連の自営業を営んでいる。40歳のときに開業するまでは会社員をしており、結婚願望はずっとあったと振り返る。仲の良かった両親は2018年と2019年に相次いで他界している。

「好きな人と一緒に暮らせたらいいなという気持ちです。平凡な望みですけどね」

出会いのきっかけは国際交流サイト

30代後半のときにはボランティア活動で知り合った大学生と交際した。彰さんは結婚を望んだが、看護師を目指して勉強に励んでいた相手との気持ちは一致しなかったという。世話焼きだけど強引なことはしない彰さん。その頃から年下女性に頼られる傾向があったのかもしれない。

「独立開業してからは、独身のままは嫌だなという気持ちが高まりました。妻と出会うまで婚活サイトで熱心に婚活をしていました」

相手の年齢や外見などにはこだわりはなく、人柄がよくて自分と相性のいい女性と一緒になりたいと思っていたと振り返る彰さん。しかし、一般的な婚活サイトとの相性はよくなかったようだ。20人以上と実際に会ったが、結婚を見据えた交際に至ることは一度もなかった。初対面の相手とも雑談はできるけれど口説いたり駆け引きしたりすることが苦手だから、と彰さんは自己分析する。

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