なぜ「インタビュアー林修」は"神回"を生めるのか 『日曜日の初耳学』総合演出・田中良憲氏インタビュー
東洋経済オンライン / 2024年10月27日 12時0分
「テレビに出るなんてありえない」人も続々
「テレビに出るなんてありえない」「こんな日がくるなんて」――。
先日、シンガー・ソングライターの米津玄師氏が初めてトーク番組に出演し、大きな反響を呼んだ。出演したのはバラエティ番組『日曜日の初耳学』(毎週日曜22時~、MBS・TBS系。以下『初耳学』)。MCを務める林修氏が“時代のカリスマ”と1対1で対峙する対談企画「インタビュアー林修」に登場したのだ。
「インタビュアー林修」には、これまで日本を代表する俳優、スポーツ選手、ミュージシャン、学者など錚々たる大物ゲストが登場してきた。
「日曜日の夜は月曜日からまた仕事が始まるから憂鬱になりがちなので『明日からまた頑張ろう』と活力をもらえるような番組が日曜日の夜には合っているんじゃないかということで今のスタイルになりました」
そう語るのは『初耳学』総合演出の田中良憲氏。2007年からフリーのディレクターとして『リンカーン』『クイズ☆タレント名鑑』『水曜日のダウンタウン』(TBS系)といった人気番組を担当してきたベテラン映像ディレクターだ。『初耳学』を立ち上げた水野雅之氏に誘われ2018年に毎日放送に入社し、話題作を多数世に送り出し続けている。
「インタビュアー林修」が「神回」を生み続けている秘訣を探ると、視聴率と闘い、試行錯誤をひたすら繰り返してきた番組の歩みが見えてきた。
「雑学だけではなかなか数字がついてこない」
2015年から始まった『初耳学』は、知っておきたい話題のトレンドをやさしく楽しく掘り下げる番組だ。予備校講師でタレントの林修氏と俳優の大政絢氏がMC、お笑いコンビ・ハライチの澤部佑氏、俳優の中島健人氏がレギュラーを務める。
放送開始当初は世間であまり知られていない情報や話題(初耳ネタ)を募集し、林氏に抜き打ちで出題する雑学クイズのようなスタイルを軸にしていた。が、さまざまな企画にチャレンジするものの、視聴率には苦戦。『林先生が驚く初耳学!』→『林先生の初耳学』→『日曜日の初耳学』と次々と番組名が変わってきたが、それは番組が辿った試行錯誤の経緯を象徴している。
「日曜日の夜という時間帯に合う企画作りにチャレンジしましたが、雑学だけでは数字はついてこなかったですね。『千葉は本当は島じゃないのか』『八丈島に島流しは本当にできたのか』とか少々お馬鹿でアカデミックな企画をやって、自分では面白いと思っても、視聴率が伸び悩んだ時期がありました」(田中氏)
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