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仕事で「ChatGPTを使いこなせる」人の「考え方」 成果を出すコツは「型」と「系統」にあり

東洋経済オンライン / 2024年10月30日 10時0分

誰でもChatGPTを駆使して仕事で差がつく活用ができるようになるための「考え方」を解説する(画像:PUGUN_SJ/PIXTA)

ChatGPTは、いまやOfficeやGoogleと同様にビジネスに不可欠なサービスとして定着しつつある。しかし、ちょっとした文章作成やアイデア出しで使うにとどまっている人も多い。本当は、もっとパワフルに業務改善に役立てることができるのに、そのやり方を知らないのだ。

『会社で使えるChatGPT』(東洋経済新報社)を上梓した筆者が、誰でもChatGPTを駆使して仕事で差がつく活用ができるようになるための「考え方」を解説する。

なぜChatGPTを使いこなせないのか?

ChatGPTの登場から2年ほど経ちました。すでに多くの会社で導入されておりビジネスパーソンにとって必携のツールとなりつつあります。ところで皆さんは、「ChatGPTを使いこなしている」「会社にChatGPTを導入すれば成果が出る」と、自信を持って答えられますか。

3つの「型」×6つの「系統」による業務改善

現場からは「どんな場面で使うべきかわからない」「導入したが利用者が少ない」という声も上がっているようです。原因はChatGPTで実行できることや業務改善における活用法などの理解が不足していることです。

そしてSNSやYouTubeで調べても、インフルエンサーが大げさに紹介する新しい機能や最新情報は、特定の状況や目的でしか使えません。これでは自分の会社の業務では役に立たないでしょう。

本当に会社でChatGPTを使いこなして成果を出すためには、自分自身で活用方法を考えなければいけません。そこでChatGPTで成果を出す業務改善の進め方について、ご紹介します。

ChatGPTによる業務改善のコツは、「型」と「系統」にあります。

ChatGPTの活用に迷う人の多くは、「ChatGPTで何をやるべきか?」という目的が決められません。指示をすれば何でも実行できる反面、やるべきことを絞り込むのは難しいです。そこで最初は3つの目的に限定してみましょう。この目的を「型(カタ)」と表現します。まずは自分のやりたいことを「型」にはめてみましょう。

・代行型:人間の代わりに作業する
目的:人間の代わりにChatGPTが作業を行います。例として大量かつ複雑なデータ処理における、負担軽減が挙げられます。
事例:文章や資料の作成/質問への回答/情報収集 など

・強化型:人間の能力を伸ばす
目的:ChatGPTで人間の能力を伸ばします。より多くのアイデアを考えたり、相談しながら発想を展開させたり、広く深い情報収集などがあります。
事例:アイデア出し/壁打ちの相談/調査や翻訳

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