ホンダSUV「WR-V」は、なぜタイで開発されたのか 250万円以下、ガソリンエンジンのみという潔さ
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 8時20分
2024年4月22日に発売された本田技研工業(以下、ホンダ)の新型SUV「WR-V」。発売後1カ月での累計受注台数は約1万3000台と、月産販売計画(3000台/月)の4倍超という好調なスタートを切った。2024年4~9月の乗用車ブランド通称名別ランキング(軽自動車を除く登録車、日本自動車販売協会連合)で23位に入り、期間中の販売台数は1万7891台。これはホンダのSUVラインナップのうち「ヴェゼル」「ZR-V」に次ぐ3番目の売れ行きだ。
【写真で見る】アンダー250万円のお値打ちSUV、ホンダ「WR-V」のディテールをチェックする(39枚)
そんなWR-Vの魅力といえば、最上位グレードの「Z+」でも250万円を切る価格設定だろう。さらに廉価グレード「X」なら209万8800円で、コンパクトカーの「フィット」(172万0400円〜284万6800円)や軽自動車の「N-BOX」(168万9600円~238万2600円)との価格差も小さく、比較検討するユーザーも多いだろう。
その価格を実現しているのが、シンプルなグレード構成と、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)+ガソリン車のみに割り切った戦略だ。
【写真】アンダー250万円のお値打ちSUV、ホンダ「WR-V」のディテールをチェックする(39枚)
タイで開発され、インドで生産されるWR-V
そんなWR-Vは、タイで開発され、インドで生産される、いわゆる逆輸入車だ。
タイなどの東南アジア諸国ではWR-V(マレーシアなどで販売されるWR-Vは別車種)、インドでは「エレベイト」という車名で販売。ただ、「タイで開発したホンダ車って大丈夫?」「インド生産って品質面で不安……」と、東南アジアや発展途上国などで開発・生産された逆輸入車に対してネガティブなイメージを持つ読者もいるだろう。
そこで今回は、WR-Vの開発を担当したホンダのタイ拠点「ホンダR&Dアジアパシフィック」で、WR-Vの開発、また生産国のインドのクルマ事情などについて直撃した。
ホンダR&Dアジアパシフィックは、タイ王国の首都バンコク近郊に位置し、ホンダにおけるアジア最大の四輪開発拠点となっている。その前身は1994年に設立された「ホンダ オートモーティブ タイランド」内にあった「ホンダR&Dタイランド」。その後、商品企画やスタイリング研究、アジア大洋州全域での商品開発体制強化を目的に、2005年に現在の体制となった。
この記事に関連するニュース
-
ホンダが新型「小型SUV」実車公開!“グリル無し”の斬新ツルツルフェイスがスゴい! まるで「ヴェゼル」な「イーエヌワン」インドネシアで披露
くるまのニュース / 2024年10月29日 19時10分
-
ホンダ新型「“コンパクト”SUV」に反響多数! 美麗なクーペボディ&「つるつる顔」に「可愛い」「欲しい」の声! 超静音モデル「e:N1」尼国に登場で話題に
くるまのニュース / 2024年10月22日 19時10分
-
「フロンクス」はスズキ車の概念を変えるか? デザインも存在感も新しいインドからの輸入車
東洋経済オンライン / 2024年10月18日 12時0分
-
スズキ フロンクス試乗記・評価 価格、燃費値を追加。欧州プレミアムコンパクトに近い上質感
CORISM / 2024年10月16日 10時15分
-
ホンダ新型「最小・最安級SUV」発表! 迫力エアロ仕様の「全長4m級ボディ」が超カッコイイ! めちゃスポーティな「RSスペシャルエディション」マレーシアに登場
くるまのニュース / 2024年10月15日 18時50分
ランキング
-
1「夜型の人」が朝スッキリ目ざめるルーティン3つ 体内時計は自分で簡単にコントロールできる
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 9時50分
-
2職場のBBQで肉を焼き続けた“女性契約社員”が知った真実「虚しくなって、ボロボロ泣いてしまいました」
日刊SPA! / 2024年10月31日 15時51分
-
3【食べ過ぎ注意】バナナを食べ過ぎると「中性脂肪」上昇って本当? 管理栄養士に聞いた結果
オトナンサー / 2024年10月31日 8時10分
-
4“ヤバいバイト”が大量発生するコンビニ…「むしろ外国人のほうが戦力になる」採用担当の嘆き
日刊SPA! / 2024年10月31日 8時51分
-
5「お金が貯まる人」が使っている財布の特徴。確実に金運を上げるために選ぶべき色とは?
女子SPA! / 2024年10月31日 8時45分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください