アップルが「最新Mac」を3日連続で発表した驚き M1→M4チップ、AIで「0.1秒の快適さ」を追求する
東洋経済オンライン / 2024年11月1日 9時20分
今回発表された新ラインナップのキーワードは「Apple Intelligenceのために設計」。このタグラインは、2024年6月にアップルが独自の生成AIを発表して以来、あらゆる新製品に対して付けられている。
生成AI時代に対するアップルなりの答え
日常的に、生成AIを活用している人は、世界的に倍増している。ボストンコンサルティンググループの調査によると、52%と昨年から2倍以上に増加、うち43%は業務に活用している。
そうしたトレンドに対処すべく、アップルは2024年6月の開発者イベントで、「Apple Intelligence」と呼ばれる生成AIを発表した。
一般的な生成AIとは異なり、Apple Intelligenceはクラウドサーバーに依存せず、スマートフォンやタブレット、パソコン上でできるだけ処理を完結させる仕組みを取る。インターネット環境がない場所でも、高速で手軽に、かつプライバシーを保護する形で、AIの力を生かせるようにしている。
そのうえで、「Apple Intelligenceのために設計」とのタグラインを付け、AI活用に適しているコンピューターとして売り出したのが、M4シリーズを搭載する新型Macラインナップ、ということになる。
Apple Intelligenceは、まずはアメリカから利用可能となる。アメリカ英語の環境で、2024年10月28日に配信された最新のOSにアップグレードすることで、iPhone 15 Pro以降、iPadとMacはM1チップ搭載モデル以降のデバイスで、Apple Intelligenceが利用できるようなる。
なおApple Intelligenceは2024年中にインドとシンガポールを除く英語圏で、2025年には、日本語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、ベトナム語を含むさらに多くの言語で利用可能になる予定だ。
注意したいのは、現段階で、M1チップ以降のAppleシリコンを搭載するMacでも、日本語環境ではApple Intelligenceを利用することはできない。
今回、異例とも言える3日連続の発表。それらの内容とニュースのポイントを以下にまとめる。
【10月28日】
・ 24インチの画面を備える超スリムな一体型コンピューター「iMac」を発表。
・ カラーはこれまで通り7色展開だが、より明るくはっきりとした色に変更される。
・ iMac登場で、第2世代3nmプロセスで製造された「M4チップ」がMacに初搭載。
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