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アップルが「最新Mac」を3日連続で発表した驚き M1→M4チップ、AIで「0.1秒の快適さ」を追求する

東洋経済オンライン / 2024年11月1日 9時20分

ちなみに、ネットワークにデータを送って処理をし、その回答を表示する他のクラウドを生かした生成AIに比べると、テキスト処理やイラスト・絵文字生成は、格段に速い反応速度を誇る。ここは、圧倒的な快適さがあった。

そのうえで、アップルは前述のように、M4チップで、0.1秒の快適さを追求している。アップルはそれだけ、Macの上で、生成AIがカジュアルに、日常的に、そして頻繁に使われていく未来を想定しているのだろう。

だからこそ、0.1秒でも素早く反応することが重要であるし、待たせた瞬間に顧客が感じるApple Intelligenceに対する賢さが半減する、とすら考えているのかもしれない。

ただし、AI性能強化は、Apple Intelligenceだけの話ではない。サードパーティーのアプリでも、機械学習処理によって作業を劇的に簡略化するアイデアがあふれはじめた。

例えば動画編集では、横長の動画を被写体を認識して自動的に縦動画に変換したり、画像の補正や修正を提案したり、文章から最適な画像を作り出すーー。

となると、近い将来の我々のコンピューター環境は、複数の生成AIや機械学習処理が同時並行的に動作しながら、やりたいこと、作り出したいことを支えてくれる、そんな姿へと変化していく。

M4搭載のMacは、そんなあらゆる人がAIを生かす未来に備えた製品、と位置付けることができるだろう。

松村 太郎:ジャーナリスト

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