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男性の3人に1人が経験「ちょいもれ」を防ぐ方法 「尿トラブル」はその場しのぎの対策も有効

東洋経済オンライン / 2024年11月2日 18時0分

頻尿の原因は、水分のとりすぎだけではありません。高血圧や糖尿病なども、頻尿の原因になります。そして、「肥満」は、頻尿にも、尿もれにも直結します。

肥満の人はお腹の脂肪が厚く、それが膀胱を圧迫するのです。下腹を押されると尿意をもよおしますよね。その状態がずっと続いているようなものなのです。また、お腹の脂肪はそれなりに重いので、それが骨盤底筋にも負担をかけ、骨盤底筋が緩む原因になります。

笑ったり、咳をしたりすることで起こる尿もれや、トイレが近くて困っているなら、肥満気味の人は体重を減らしましょう。

体重の5%、たとえば60kgの人なら3kgの減量で効果が出ます。ですから、BMI(※)が25以上の人は、ぜひ体重の4〜5%を落とすことを目指してください。

※BMI…体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算

さらに、太っていて、夜中にトイレで何度も起きる。こんな人は、もしかしたら「睡眠時無呼吸症候群」によって目が覚めて、目が覚めるからトイレに行きたくなるのかもしれません。

睡眠時無呼吸は、肥満の人ほど起こりやすい症状です。ですから、体重を減らして睡眠時無呼吸がなくなれば、夜中に目覚めなくなり、トイレに行くこともなくなるでしょう。

尿トラブルの一番の解決策は、それを治すことです。でも、治療にはならなくても、とりあえずその場で対処できることもあります。根本的な解決にはならなくても、"今日のトラブル"が回避できることを知っているだけでも、気持ちが軽くなりませんか?

とりあえずその場の「尿トラブル」をやり過ごす

体を締めつける服は着ない

「尿をもらしやすい服」というものがあります。腹部をキュッと締めつけるようなスカートやズボン、ガードルや補整下着などは、常に腹圧をかけて膀胱を圧迫しているようなもの。避けるほうがいいでしょう。

男性がぴっちりしたズボンを履いていると、尿道の曲がったところに尿がたまって、後でチョロッともれてくることがあります。トイレの後に、下着やズボンにシミをつけてしまうのは、これが原因です。医学的には「排尿後尿滴下」と呼びます。

そういう人は、ファスナーを十分に下ろせる、ゆったりしたズボンを履くほうがいいでしょう。きついベルトを締めるのもすすめません。あるいは、ぴっちりしたズボンを履いているときは、個室に入って排尿するのも効果的です。

体を冷やすことも、トイレに行きたくなる原因の1つです。女性のショーツはおへそまで隠れるタイプがいいでしょう。男女とも冬場は特に、服も暖かいものにして、冷えを避けてください。

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