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女性の起業に必要な「最後は自分で決める」姿勢 夫から「いつまで続けるの?」と言われないために

東洋経済オンライン / 2024年11月2日 15時0分

起業の成功のカギは「意思決定の力」。やるもやらないも“自分で”考えて決めることが重要です(写真:shimi/PIXTA)

女性が家事や育児を両立させながら、起業で家計に余裕をもたせるにはどうすればいいのでしょうか。『さよならSNS集客』より一部抜粋・再構成のうえ、筆者が実際に経験した「週2日働いて年商350万円を超えるための具体的なステップ」をご紹介します。

いきなり退職しない!仕事は続けて

起業を考える際に、会社員やパートなどの仕事をしている人には、その仕事を続けながら準備を進めることをおすすめします。副業が禁止されている会社であっても、収入を得るまでは時間がかかります。そのため「覚悟を決めて退路を断つ」「集中するために起業一本で」などはおすすめしません。

なぜなら、収入がなくお金がない状態では、判断力も行動力も鈍るからです。起業は「決めて、動く」の連続です。私が運営するビジネス塾でも「事業主の仕事は考えること」「意思決定の力が成功のカギ」と伝えています。いろいろな人の意見や情報を取り入れつつ、自分で決めるようにしてください。

やるもやらないも「自分で」考えて決めることが重要です。自分で決めないと、思うような結果が得られなかったときに他人を責めてしまいます。

「あの人がこう言ったから」「そのとおりにしたのにうまくいかなかった」など、原因を外に求めるようになると、何も解決しません。気持ちが保たなくなりますし、逆にうまくいったときの達成感も得られにくいのです。せっかく好きなことを仕事にしたのに、それではもったいないですよね。

意思決定には、大きな決断だけでなく、小さなことも含まれます。たとえば、ママ起業家の場合、仕事と家族のバランスをつねに考えなければなりません。朝は何時に起きるか、お昼寝はするか、夜に仕事をするか……これらもすべて意思決定です。

また、何をするかだけでなく、何をやらないか、引き際を決めることも大切です。少し厳しいようですが、頼まれごとを断れず時間を浪費し、「これはやらなくていいのにな」と思うムダなことを続けるのも、自分の意思決定の結果です。

お金がない状態だと「これをやめたら収入が途絶えるのでは」といった恐怖心が生まれるのです。

そして、お金がないと行動力も鈍ってしまいます。人に会いに行けない、損をしそうで一歩が踏み出せない、お金の不安からヤル気がそがれるということが起こります。

事業をやめてしまういちばんの理由は「売上が立たないから」。せっかく起業したのに続けられないのは、とても残念です。そのとき、ほかに収入源があれば少し長い目で見て続けられます。

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