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オーケー「関西初進出」で見逃される"本当の強敵" vsライフ…ではなく、もっと怖い存在がいる

東洋経済オンライン / 2024年11月3日 8時30分

メディアでは「vsライフ」という報じ方が多いが、実際に現地を訪れてみると、"真の強敵"がいることがわかる(筆者撮影)

ディスカウントスーパーのオーケーが関西に進出する。2024年11月26日、大阪府東大阪市の高井田に誕生する予定だ。しかし、ここは半径1キロ圏内に7軒ものスーパーがひしめく激戦区である。

【画像19枚】オーケーのすぐそこにライフが…! 新たに勃発「高井田戦争」の実態

スーパーマーケットの進出はしばしば「戦争」に例えられ、これまでも千葉県の「津田沼戦争」や、東京都の「赤羽戦争」など、数々の戦いが繰り広げられてきたが、高井田をめぐる今の様相は「高井田戦争」と言った状況だ。

今回は現地レポートをお届けしながら、高井田戦争の行く末、そして「オーケーの真の敵」の正体を明らかにしたい。

「vsライフ」と報じられているが…

オーケーにとって、関西進出は悲願と言えるだろう。2021年には関西スーパーマーケットの買収を画策していたが、エイチ・ツー・オー・リテイリングとの競争に敗れ、進出計画は止まったままだった。

【画像19枚】東大阪・高井田に11月にオープンするオーケー。「ライフ」「万代」など、地元に密着するスーパーがしのぎを削るエリアで今、「高井田戦争」が起きようとしている

そんな中、オーケーが出店を決めたのは、スーパー密集地の高井田だ。

オーケーの出店は多くのメディアが報道しているが、筆者が見たところだと、特に「ライフ」との戦いが強調されている。これには、ライフが10月にオーケー襲来に向けてリニューアルオープンしたことが大きい。

もちろん、オーケーにとってライフは強いライバルだろう。だが、現地を歩いていると、「こっちのほうが、真の敵じゃないかな?」と思わせられるスーパーがあった。万代(mandai)だ。2024年9月現在、167店舗を展開する、関西人にはおなじみのスーパーだ。

なぜ、ライフではなく、万代がオーケーの真の敵になりそうなのか。以下、実際に高井田周辺を歩きながら、そのことを説明したい。

それぞれのスーパーに行ってみた

高井田中央駅から駅前の通りを歩くこと数分。工事の音が聞こえてくる。目に入ってきたのは、真っ白い建物。「OK」という、おなじみの看板が確認できる。ここが、オーケーの関西初出店の地だ。大通りから近く、駅からも近いから、電車でも車でも簡単に来ることができる。実際、5階建ての建物の2〜4階は広大な駐車場になる。

ちなみにオーケーはこの建物の地下1階に入り、1階は100円ショップのダイソー、5階はオーケーの関西事務所を構える。

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