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【NASA発表】月面着陸、意外すぎる9つの候補地 「アルテミス計画」日本人宇宙飛行士2人も月へ

東洋経済オンライン / 2024年11月3日 13時0分

今回NASAが選んだ9カ所は、「日当たりがいい場所」であり、「日当たりが悪すぎる場所(永久影)にアクセスしやすい」ことが考慮されています。
他にも、「地上との通信のしやすさ」や「着陸のしさすや」も重要な条件として考慮されています。

現地調査してみないとわからない

ただ、実際にどれほどの水が月に存在するのかは、まだよくわかっていません。

さまざまな探査機による観測データから、「月に水がある」ことは確実でしょうが、人類が利用しやすい形で十分な量があるのかは、議論の余地が残っています。

アルテミス計画第3弾では、1週間ほど月面に滞在して現地調査をすることで、水資源の可能性を探り、将来の月面基地の設置場所を検討する意味もあります。

新居を決めるとき、部屋の写真や間取り図を見るだけでなく、実際に内見してみないとわからないことがありますからね。

私たちの住まいの内見とは異なり、月の内見はリスクを伴った大きな挑戦になります。今後の動向に注目していきましょう。

(イラスト:村上テツヤ)

井筒 智彦:宇宙博士、東京大学 博士号(理学)

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