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お誘いの伝え方で損している人がやりがちなこと 相手が返事に困ってしまうようではアウト

東洋経済オンライン / 2024年11月5日 17時0分

日本では感情のことを大きく「喜怒哀楽」の4つに分類しますが、哲学者のデカルトによれば「驚き・愛・憎しみ・欲望・喜び・悲しみ」という6つの情念があるそうです。そしてその中でも、驚きはいちばん最初にやってくるものと述べられています。そこから、愛や喜びといったものに発展していくのです。

なかなかハードルが高く思えるかもしれませんが、思わずハッとさせられるようなものじゃなくても、「へえ、知らなかった」と感じてもらえればそれは十分驚きです。

話題のスポット、意外なお店、見慣れない食べ物に飲み物。いろんなネタが日々世の中を賑わせています。相手の趣味や好みにも左右されますが、相手の知らないようなことを伝えることができれば、それはとても強力なお誘いになりうるのです。

③ ストーリーが想像できる

こんな経緯があったのか。行くとこんなことが待っているのか。あなたがお誘いする瞬間を今とするなら、その前後を想像できるのが良い提案です。

昔話や故事成語にもストーリーがありますが、実はストーリーがあると情報の理解と記憶が深まると言われています。例えば「最近、日本酒を勉強しているんだけど」と手前の経緯を伝えたり、「結末が予想できなすぎるって話題になってる映画があって」のように、行った後のプラスの未来を伝えたりしてみましょう。

誘われた意図も分からないし、何をしに行くのかも分からない。そんな状態で前のめりになれる人は少ないものです。ぜひ、時間軸を前後に広げてみましょう。

デートしませんか?→チケットがあるんだけど行ってみない?

業務連絡にならないよう気をつけましょう。誘いたい、一緒に出かけたい、来てほしい、という思いが強すぎると早くそれを共有したくて、極めて端的なフレーズになってしまいがちです。

「デートしませんか?」「食事でも行きませんか?」「ぜひ一席設けさせてください」は、プレゼンで言うところの結論です。結論から話すのはいいのですが、それだけだと業務連絡のような無味無臭なメッセージになってしまいます。

どこに行きたいのか。なんでそこに興味を持ったのか。どんな体験が待っているのか。そうした情報を伝えましょう。なぜお誘いしたいのかを添えるのもよいでしょう。相手は誘いに対して、行くか行かないかをいろんな角度から検討することができます。

例えば、同僚をランチに誘う際に、「一緒にランチしませんか?」と言うよりも、「新しくできたレストランのクーポンがあるんだけど、一緒に行ってみない?」と提案することで、より自然な形で誘えるようになるはずです。

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