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「応募者が少ない」採用に困った会社に欠けた視点 会社が「選ばれる時代」の採用コンテンツの作り方

東洋経済オンライン / 2024年11月6日 9時30分

①知ってもらう ②信頼してもらう ③好きになってもらう

採用候補者は「知らない企業」に応募することはできません。よって、まずは少なくとも「名前を聞いたことがある」「なんとなく存在を認識している」という会社になる必要があります。「知らない会社」から「知っている会社」になる。つまり「認知の壁を越える」ためにはどうすればいいか? 

ポイントは、何が何でも読者との接点を作ることです。経営者や企業と採用候補者の「接点」を見つけて、それについてのコンテンツを発信するのです。

読者との接点を作りたいときは、「役立つ」という角度から切り込んでいくのも効果的な手段です。具体的に言うと、仕事術、キャリア論、経営論、勉強法といったノウハウです。

考えてみれば、仮に全く知らない人であっても何か自分に役立つことを教えてくれる人のコンテンツであれば読みますし、それはだんだんと信用に変わっていくのではないでしょうか。営業のノウハウ、ブランディングのノウハウ、社内コミュニケーションの取り方、組織論、リーダー論など、企業や経営者のノウハウをまとめてみましょう。

ノウハウは「呼び水」である

組織コンサルティングの会社なら「どうやったら会社がうまく回るか?」「リーダーの仕事とは何なのか?」といったことをコンテンツにすれば、多くのビジネスパーソンが振り向いてくれます。

「うちにはそんなノウハウなんてないよ」という場合は、視野を広げて業界の話をするのもいいでしょう。自社の話をするのではなく、業界の話をする。そうすれば、同じ業界の人は気になって読んでくれますし、他の業界の人も見にきてくれるはずです。自分たちの業界ではあたりまえのことでも、別の業界から見ると新鮮だったり、驚きがあったりするからです。

ノウハウを発信するときのコツは「読んでもらおう」と力むのではなく「どう書いたら画面の向こうの人が喜んでくれるかな?」「多くの人の役に立てるかな?」というスタンスでいることです。

そう考えてコンテンツを作ると、結果的に「読んでもらえるコンテンツ」になります。「いや、別にノウハウを紹介したいわけではない!」という人もいるかもしれませんが、ノウハウというのはあくまで「呼び水」です。まずはノウハウを披露して人に集まってもらい、それから本当に伝えたいことを書いたとしても遅くはありません。

例えばドリームインキュベータ代表、三宅孝之さんの「2時間かけてスケジュールを立てれば、勉強も仕事もうまくいく」というnoteは約8万ページビュー、3400以上のスキを獲得していますが、これも「ノウハウ」を披露したからこそ、これだけの耳目を集めることができたのです。このnoteをきっかけにドリームインキュベータという会社を知った人も多いはずです。

信頼を生み出すためにも過去を語る

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