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自分の価値に自信がない人に共通する「悪いくせ」 ほめられたときは素直に受け止めることが大切

東洋経済オンライン / 2024年11月8日 15時0分

そうではなくて、誰と働くかによって価値は変わると考えてみてください。一緒に働く人との関係性が価値を作るのです。

こんなケースを耳にしたことはありませんか? 「指示が明確な上司のもとだと、パフォーマンスが出せた社員が、配置換えで丸投げの上司の下に行ったら、パフォーマンスが出せなかった」というのです。仕事のパフォーマンスを発揮するのに、人との関係性が大きく影響していることがわかります。

スタジオジブリの宮崎駿監督と、プロデューサーの鈴木敏夫さんの関係を見ていると、まさに黄金コンビのように思えますよね。

職人気質で徹底的にクオリティを追求する宮崎監督と、その才能を十二分に発揮させながら、ビジネスとして成立させていく鈴木プロデューサー。どちらが欠けたとしても、世界的な名作を生み出し続けることはできなかったでしょう。

歴史上の例でいえば、新選組もタイプの違う2人が組んだことで、動乱の幕末を揺り動かす存在になっていったといえるかもしれません。

個人のキャラクターは小説などで脚色されているとはいえ、トップとして大きく構える局長近藤勇に対し、現実的かつ実務的な面は副長土方歳三が取り仕切っていきました。2人が異なる役割を果たすことで、激動の世の中において、寄せ集めの集団でしかなかった新選組の存在を、大きくしていったのでしょう。

創作の世界での名コンビといえば、名探偵シャーロック・ホームズと相棒のジョン・ワトソンでしょうか。

頭脳明晰でどんな難事件も見事に解決するホームズですが、性格面ではやや難のある人物。そのホームズをよく理解し、まわりとの関係を上手に取り持っているのがワトソンです。ホームズの勝手ぶりにいつも翻弄されるワトソンですが、2人のタッグがあってこその物語として描かれているところに魅力があります。

誰と働くか、特に上司は選べないことがほとんどです。しかし、自分がどういう環境になればパフォーマンスを発揮しやすいかがわかっていれば、「指示がほしい」「自由にやらせてほしい」などの方針を示すと理解してもらえるかもしれません。

自分の特性について伝えてみると、上司もやり方を変えてくれる可能性があります。そういう意味では、価値は自ら働きかけることによって高めることも可能です。

自信が持てない人に共通する「謙虚ぐせ」

もう1つ、イマイチ自信が持てない人に共通するのが、謙虚ぐせがついていることです。自信が持てていないときは、いくら人にほめられても、つい「いやいや、そんなに特別なことじゃない」とか「もっとすごい人はいくらでもいる」などと考えてしまいがちです。

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