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日本では"尻軽"と誤解「bitch」の主な使用法4つ ネイティブが真に伝えたい英語のニュアンス

東洋経済オンライン / 2024年11月8日 8時55分

Don’t give me shit.は直訳すると「クソをよこすな」ですが、「いまいましいこと」は大体「耳が痛いこと」なので「批判的なことを言わないで」という意味。また、日本人が悩む「仕方ない」の表現によく使われる Shit happens.も「クソいまいましいことは起きるもの」で「しょうがない、気にするな」という意味です。

日本語でも「クソかわいい」とか「クソ強い」といった具合に程度が著しいことを表すポジティブな強調表現として《クソ》を使ったりもしますが、shitも同じ。例えばShe’s the shit.は「彼女こそサイコー」と最大限にイカしてることを、インパクトを込めて表した褒め言葉なのです。

shitと動物を組み合わせた熟語は多く、それぞれ微妙にニュアンスが異なります。例えば〈雄牛+クソ〉であるbullshitと〈馬+クソ〉のhorseshit はどちらも《嘘》ですが、前者は「あからさまな嘘」「真っ赤な嘘」という響きなのに対し、後者は「ウンザリするような嘘」とやや感情が入ると感じる人も。That’s a load of horseshit.で「それは完全な嘘っぱち」という意味に。

また〈猿+クソ〉のapeshitと〈コウモリ+クソ〉のbatshitはどちらも《気が狂った》なのですが、前者は「キレて発狂した」(例: He went apeshit.)と瞬間的な状態を表すのに対し、後者は「頭がどうかしている」(例:She’s batshit crazy.)と、ある人や集団の持続的な性質を表すのに使用します。

〈犬+クソ〉のdogshitで《最低品質》。例えば「Xのサーチ機能は最低」はX’s search function is dogshit.と言えます。また〈ニワトリ+クソ〉のchickenshitは《臆病者》で、「彼女は陰口は叩くけど、面と向かっては言えない小心者」はShe talks behind your back, but is too chickenshit to say it to your face.と言えます。

直訳ではわからない誤解しやすい表現はたくさんある!

「bitch」「shit」のように日本人の持っているイメージと異なる英単語を紹介しましたが、他にも英語には、単語レベルでは初心者でもわかるのに、2語、3語と組み合わさるとかなりの上級者でも理解できない、または誤解しがちな言い回しが際限なく存在します。

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