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「ゴキブリ2000匹と激闘」清掃芸人が見た驚く光景 引っ越してもまたごみ屋敷、再発をどう防ぐか

東洋経済オンライン / 2024年11月8日 9時20分

もちろん部屋の中にもゴキブリはめちゃくちゃいて、片付けるたびにどんどん別の物陰に隠れていく。最終的に何もなくなって、どこにも隠れ場所がないって状態になってから作業員がバーッと噴射するんですけど、殺虫剤って即効性はないじゃないですか。

大小2000匹ぐらいのゴキブリの集団が最後の力を振り絞って天井に逃げて、1分後に雨みたいにバタバタバタバタっと一斉に降ってきたんですよ。あれは強烈な光景でした。

マシンガンズ滝沢さんからの金言

――それはすごい……! こういうエピソードも滝沢さんが“ごみ清掃芸人”として活動していたことで自信を持って発信できる、という部分もあるのでしょうか。

柴田:僕は滝沢さんがいなかったら、絶対今もただのバイト生活を送ってるんですよ。本を出せたのもそうだし、こうやって取材していただいてるのも滝沢さんのトークイベントに呼んでもらったおかげだし。

僕らのコンビって月1回しかライブをやってなくて、もう完全にお笑いから外れかけていたんですよ。それを滝沢さんに首の皮一枚をつないでもらった。もう頭が上がらないし、僕にとってのお師匠です。

落合:僕ももう40歳なので、いろんなことを考えるじゃないですか。そんなときに滝沢さんが「芸人を辞める理由よりも、やれる理由を探したほうがいいよ。そのために前向きに進んだほうがいい」みたいなことを言ってくれて救われたというか。

それこそ「片付けの団体とか作ってみたらどう? それがお笑いに還元されることもあるし、お笑いがその仕事に還元されることもある。どっちか1つじゃないから」って具体的なアドバイスもいただいたりして心強かったのはありますね。

今もごみ清掃の会社にはお世話になっているのですが、滝沢さんのアドバイスがきっかけで、それとは別に芸人だけの「お片付けブラザーズ」という団体を立ち上げました。

柴田:パワーポイントを使って講演やるのって、僕としてはピンネタに近い感覚なんですよ。コンビではネタを作ってなかったから、ごみ屋敷清掃芸人として考えている今がすごく楽しい。それも含めて滝沢さんに感謝しています。

夢は海外遠征、若手をサポートしたい

落合:ただ、去年の『THE SECOND』でマシンガンズさんが準優勝したときは「そんなことある!?」って思いましたよ。ちょっとカッコよすぎるというか。

柴田:僕は「滝沢さんの背中を追いかけよう」と思っていたから、「もうネタやんなくていいんだ」って決め込んでいたんですよ。そしたら『THE SECOND』でボーンっていったじゃないですか。「ネタやんなきゃダメじゃん……」って思って(笑)。だから、今はちゃんとネタも作って頑張ってます。

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