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「本当は嫌なのに断れない」がなくなるすごい方法 罪悪感を覚えて曖昧さを残すとお互い損する

東洋経済オンライン / 2024年11月11日 11時0分

マイナスの未来を伝えることで、より適切な検討を相手に促すアプローチです。どんな影響が起こりうるのか、さらに具体的に伝えるのも効果的です。相手へ配慮しつつ、無理することで引き起こされる未来を共有することで、お互いがより冷静に状況をジャッジできるはずです。

あるプロジェクトでの特別な要望に対して「会社のルールでできません」と断れば、相手は、そのルールは本当に変えられないものなのだろうか? そもそもそんなルールはあるのか? などあれこれ妄想を巡らせてしまいます。

代わりに、「この件については社の方針によりご期待に添えないかと思います。過去に同様の事例があり、その際にはこうしたトラブルが発生しました」と背景や事情を伝えることで、相手はその制約の全体像をようやく理解できるのです。

会社のルールだけを持ち出すのではなく、そこには大きな方針があり、きちんと理由もあると見せることはとても有効です。例えば取引先から納期短縮を求められた際、「社のルールとしてこの工程には5営業日を必須としています。非常に繊細な機器を使用しますので、下手に短縮すると調整が足りず故障する恐れがあるのです」と断りましょう。ふんわり曖昧にして変な余白を残すと、お互い損します。

藤田 卓也:コピーライター

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