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「新幹線国際会議」台湾で開催、何を議論したのか 高速鉄道に関心持つ世界の要人がずらり参加

東洋経済オンライン / 2024年11月11日 6時30分

まず、インド高速鉄道公社(NHSRCL)ディレクターのアンジャム・ペルベス氏が新幹線方式によりムンバイ―アーメダバード間で建設中のプロジェクトについて説明した。土地取得が難航したことにより、全体のスケジュールは当初遅れ気味だったが、橋梁の桁を現場であらかじめ製作しておき、順次橋脚の上部に架設するFSLMという工法をインドで初めて採用し、従来の工法よりも10倍速く作業が進んでいるという。

とはいえ、2026年に全区間を一気に開業するのは容易ではなく、「まず50km、次いで300km、500kmと段階を踏んで開業していくことになるのではないか」とのことだった。

アメリカ、豪州のプロジェクトは?

続いて、アメリカ連邦鉄道局(FRA)のフレッド・モットレー氏が全米各地の高速鉄道プロジェクトについて説明した。

新幹線システムの導入が予定されているテキサス高速鉄道について述べた後は、カリフォルニア高速鉄道の最新状況である。マーセド―ベーカーズフィールド間を先行して2030~2033年に開業を目指すが、その後、マーセドからサンフランシスコに延伸する西進案と、ベーカーズフィールドからロサンゼルスに延伸する南進案の2案について、「どちらを優先するか決断しなくてはいけない局面にある」という。

ロサンゼルスについてはネバダ州のラスベガスを結ぶ「ブライトラインウエスト」という高速鉄道計画もあり、シーメンス製の車両を用いるなど詳細もすでに決まっている。ただ、「2028年という開業目標はちょっとハードルが高い」と述べた。さらに、カナダのバンクーバーからワシントン州シアトルを経由してオレゴン州ポートランドまで結ぶ「カスケーディアコリドー」というプロジェクトも紹介された。

アメリカに続いて、オーストラリア高速鉄道庁のスティーブ・ジョセフ上級部長が説明を行った。同国では労働党政権時代の2011年にブリスベン―ニューカッスル―シドニー―キャンベラ―メルボルン間を結ぶ全長1600kmの高速鉄道計画が発表されたが、2013年に労働党から自由党に政権が交代し、在来線の高速化に方針転換された。

しかし2022年に再び労働党政権となり、この高速鉄道計画が復活。「オーストラリアは人口密度が低いといわれるが、高速鉄道ができる東海岸には全人口の40%が集中しており、1平方キロ当たりの人口密度は420人で日本並みである」とジョセフ氏は力説した。

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