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「親の愛情不足」の中で育った子に見えがちな特徴【再配信】 安全基地になれない親は「精神的に未熟」

東洋経済オンライン / 2024年11月12日 8時0分

2:ストレス耐性が低い

精神的に未熟な人はストレスにうまく対処できない。反応はあくまでも受け身で、型にはまっている。状況を見極め、未来を見越して対策を講じるかわりに、現実を否定したり、ゆがめたり、もとに戻そうという対処戦略を使う。(ヴァイラント、2000年)

自分の間違いを認められず、事実を信じなかったり、ほかの人を責めたりするということ。安定した感情を保つことが苦手で、しばしば過剰に反応する。いったんカッとなると容易に気持ちを落ち着けることができず、ほかの人が自分の思いどおりに動けば、自分の気持ちは静まるに違いないと考えている。アルコールや薬に頼って気を晴らすことも多いという。

3:自分がいちばんいいと思うことを押し通す

人は成長するにつれて、自分がいいと思うことが、かならずしも最良の方法ではないことを学んでいく。だが精神的に未熟な人の中には、自分の思いどおりにしようという、子どものころの衝動がそのまま残っている。(ボーエン、1978年)

そして、もっとも楽な道を選ぶわけだ。

親の「パターン」がわかれば見えてくること

では、精神的に未熟な人は、どんな傾向にあるのだろうか?

◆客観的ではなく、あくまでも主観的

冷静に分析することはほとんどない。状況について考えるときは、実際に何が起こっているかよりも、自分がどう思うかを重視する。重要なのは、何が真実か、ではなく、何を真実だと思うか、だ。(ボーエン、1978 年)(61〜62ページより)

◆違いを認めない

誰もが自分と同じように考えるべきだと信じているので、ほかの人に自分と違う考えや意見をいわれると腹を立てる。他人を尊重しようという配慮が足りず、誰もが同じ考えを持ち、役どころのはっきりした人間関係のなかでのみ満足できるということだ。

◆大人げないくらい自分中心

態度や考え方の中心にあるのは自分なので、子どもっぽいどころか大人げない。そのため、自分のことしか考えられない。

◆不安で自信がないために自分を中心に据えた言動をとる

とるに足らないとか、誰からも好かれないなど、自分の短所を認めることを恐れる。そのため自分のまわりに高い壁を巡らせ、いまにも崩れそうな自尊心を必死に守っている。そうした行為は、根本にある不安をひたすら自覚しないようにするためにある。

◆独りよがりで自分勝手

著者によれば、不安からくる独りよがりは、精神的に未熟な人すべてに見られる特徴。自分のニーズは満たされているか、気分を害するものはないかとつねに気にしている。非難されることに耐えられないので、とにかく自分の過ちを少なく見せようとする。

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