1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

東武日光線「新鹿沼から板荷」に何があるのか? 「名物が渋滞中」の駅、ホームがやたらと広い駅

東洋経済オンライン / 2024年11月13日 6時30分

東武日光線の新鹿沼駅。駅前のドデカいイチゴのオブジェが妙にリアルだ(撮影:鼠入昌史)

きのこ派かたけのこ派か、という議論が決着することは未来永劫なさそうだが、餃子派VSシウマイ派となったらどうだろうか。まあ、こんなものは何にしたって自分の好きにすればいい話。餃子のほうがビールに合う、いやいや冷めてもウマいのはシウマイだ、などとあれこれ言い合っているのがおもしろい。

【写真21枚を見る】東武日光線でいよいよ日光・鬼怒川へのラストスパート区間。新鹿沼から板荷までの各駅に何がある?新鹿沼は駅舎が「イチゴ柄」!板荷駅はホームが広すぎる!

ただ、町おこしになってくると、話は別だ。餃子が有名な町、というのは日本中あちこちにある。中でも有名なのは、宇都宮。東京から日帰り圏内の小旅行、宇都宮に餃子を食べに行ってきました、なんていう休日を過ごす人も少なくないに違いない。

宇都宮が餃子なら…

一方で、シウマイはどうだ。シウマイが有名な町……。あ、横浜ですね、崎陽軒。でも、横浜は町そのものがシウマイ尽くしではなく、崎陽軒のシウマイがとてつもなく美味しいだけだ。いまや崎陽軒のシウマイ弁当は、横浜に限らず関東地方のあちこちの駅で売っている。

【写真】東武日光線でいよいよ日光・鬼怒川へのラストスパート区間。新鹿沼から板荷までの各駅の様子。新鹿沼は駅舎が「イチゴ柄」、板荷駅はホームが広すぎる(21枚)

そう思いながら今回やってきた東武日光線は新鹿沼駅。この駅が玄関口になっている栃木県鹿沼市は、シウマイの町だという。なぜかというと、崎陽軒の創業者が鹿沼市の出身だから、シウマイでひとつ町おこし、となったのだとか。JRの鹿沼駅前には、一見する限りは何やらわからない、前衛的なシウマイ像まで設えられている。

鹿沼市のお隣は餃子の町・宇都宮。両者を結ぶ路線バスは、「シウマイ餃子ライン」と名付けられているくらいだからけっこう本気なのである。ちなみに、鹿沼ではシュウマイではなく崎陽軒と同じシウマイ。間違えないようにしましょうね。

さて、そうしたところで新鹿沼駅である。新鹿沼駅は、特急列車もすべて停車する、東武日光線の主要駅だ。駅長は、東武日光駅管区の佐藤将泰さん。この駅がどんな駅なのか、話を聞いてみる。

「新鹿沼を境に市街地から山間地へ入っていくような感じですね」(佐藤駅長)

旧日光例幣使街道の宿場町

鹿沼市内には、ほかにJR鹿沼駅という玄関口もある。ただ、日光例幣使街道の宿場町に発する古くからの市街地は、新鹿沼駅の東側。駅前から少し東に歩くと、南北に走る国道293号。これが旧例幣使街道の道筋だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください