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50代になったら要注意「足を守る」正しい歩き方 人間の足は50年で「耐用年数」を過ぎるという

東洋経済オンライン / 2024年11月13日 7時20分

足は、人体の他の部位よりも早く消耗する傾向があります。なぜなら、常に全身の体重を支え、過剰な負荷がかかっているからです。足には、歩くたびに体重の2~3倍の負荷がかかっています。にもかかわらず、多くの人はあまり足を大事にしていないように思えます。

ここで、ちょっとクイズを出してみましょう。あまり知られていませんが、人間の足には寿命があるのです。それは、次のうちどれでしょう。

A 50年

B 60年

C 70年

おわかりになりましたか。答えはなんと、Aの50年です。実は、人間の足は50年で耐用年数を過ぎると言われています。50年を過ぎると、足のどこかに少しずつ異常が出始め、60歳、70歳になるとだんだん歩くのが辛くなっていきます。

あなたは今、十分に歩けていますか? 「買い物くらいは自分で歩いて行っている」という方でも知らぬ間にだんだんと足が衰えて、運動量も落ちているかもしれません。下のチェックリストを試してみてください。あなたの現状がわかります。

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

●チェックが1~2個
現時点では、大きな心配はありませんがチェックが1個でもあれば、将来に向けての危険信号かもしれません。

●チェックが3~4個
おそらく、歩行不足・運動不足を自覚されていることでしょう。
このままだと筋肉量が落ちて、ますます歩けなくなる悪循環に陥ります。

●チェックが5個以上
現状を放置しないことが大事です。無理は禁物ですが、正しい歩き方を身につけ、できる限り運動量と筋肉量を増やしましょう。

いかがでしたか。ご自身の足の状況がわかったら、無理のない範囲でできるだけ歩くことをおススメします。足に負担をかけないために大事なのが「正しい歩き方」です。

歩くときに「これだけは意識したい3つのポイント」

普段の歩きを健康の維持・増進に役立てるには、「歩く量」だけでなく、「歩く質」にもぜひ目を向けてください。

歩く質を高めるためには、いくつかのポイントがあります。とはいえ、すべてのポイントを網羅した歩き方をここで説明したとしても、皆さんが実践できなければ意味がありません。そこで、歩くときに「これだけは意識したいポイント」を3つに絞り、以下にご紹介します。

①「歩幅」は大きすぎず小さすぎず

歩幅の目安は、身長によって変わります。専門的には、「身長(cm)×0.45」とか「身長(cm)−100」を目安にする説がありますが、いちいち計測したり計算したりするのは面倒でしょう。ですから、毎日普通に歩くときには、「無理に大きすぎず、極端に小さくならず」と意識すればOKです。

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