離婚数減少でも「熟年離婚」が減らない3つの理由 「死後離婚」件数も高水準、妻たちの本音は?
東洋経済オンライン / 2024年11月14日 7時40分
「何十年も連れ添った相手との離婚は精神的なハードルが高い。それでも離婚の相談に来る女性には、収入や自分名義の蓄えがそれなりにあるケースが多い」(同)
離婚の最大のネックは経済的な不安だ。
「公務員や教師、看護師、保育士など、正規職員として働き、ある程度の蓄えや年金がある女性は、将来の見通しが立ち、離婚に踏み切れる」(同)
日本の高齢単身女性の貧困率は約44%とされ、なお高い。今後、女性がより働きやすくなり収入が上がってゆけば、離婚を切り出される夫が増えるかもしれないということだ。
大切なのは「意識改革」と「日々の行い」
夫側からは「だしぬけに妻に離婚を切り出された」と狼狽する声を時々耳にするが、妻にとっては、長い長い忍耐の結果だ。
妻に離婚されたくない夫にとって大切なのは「意識改革」と「日々の行い」に尽きる。
共働きが7割を超えた近年でさえ、日本の妻の家事育児労働時間は夫の5倍ほどあるという調査結果もある。
ケア労働を妻に丸投げしていた夫は、今すぐに生活態度を改め、家事をこなすことから始めよう。「妻を従えて一人前」「男子厨房に入らず」など昭和的価値観と添い遂げるメリットは一つもない。妻とフラットに相談し合える関係を結び直そう。
意識の改革ができなければ、孤独な老後が待つ。そうなる可能性が、年々高まっている。
井田 奈穂:ライター
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