「借金477万、4年で1200万貯めた」彼女の家計簿【再配信】 浪費家だった29歳が「苦しくない節約」できた訳
東洋経済オンライン / 2024年11月16日 14時0分
29歳にして、477万円の奨学金を返済しながら1200万円の貯蓄に成功した、節約系YouTuberのふゆこさん。「節約オタクふゆこ」のチャンネル名で節約や貯金、投資情報をYouTubeで日々発信している。
そんなふゆこさんも、今の安定した節約生活に入る前は浪費家だったそうだ。「節約しなきゃ」と思いつつも、何度も挫折を繰り返していたという。
「結婚や子ども、老後にお金がかかるらしい、と漠然とした将来への不安が募っていました。でも不安を抱えながらもお金の知識がないから、具体的に自分はどうするべきなのかもわかっていませんでした」(ふゆこさん、以下同)
本記事では、同じく節約系YouTuberである私くらま(「倹者の流儀」)が、ふゆこさんが節約に取り組むようになったきっかけについて聞いた。
【東洋経済オンラインで2023年3月20日に公開した記事の再配信です】
節約のきっかけは、成功体験を得たこと
「節約を始めたきっかけは2つあります。1つは転職で、手取り年収350万円から500万円までアップすることができました。その上、都内から地方への引っ越しを機に家賃を大きく下げることができたんです。6万6000円の家賃が4万4000円になって、月2万2000円の節約になりました。この小さな成功体験を通して、挫折を繰り返していた節約が『自分にもできるかも』と思えるようになりました」
特に、家賃を下げても生活の満足度は変わらなかったのが大きかったそうだ。引っ越し先は築30年のアパート。元々築浅のアパートに住んでいたふゆこさんは多少の不安を覚えていたが、内見をしてみるとリフォーム済みの物件で中はきれいだったという。
「節約」という言葉を聞くと、“我慢”や“ケチ”といったマイナスイメージを思い浮かべてしまう人もいるだろう。しかし、生活満足度を下げずに家賃が月2万2000円安くなる、この無理のない成功体験がふゆこさんの節約生活の大きな転機となった。
もう1つのきっかけは、金融知識を得たことだという。YouTubeや書籍でお金について学んだことで、自分の現状を把握できて、やるべきことの道筋が見えてきた。
「金融知識を得る前は危機感だけあって、将来が不安だと思いつつも具体的に何もわかっていませんでした。子どもを持つ場合、養育費にどれだけかかるのか、老後資金はどう考えるべきなのか、年金はどのくらいもらえるのか、そういった知識がありませんでした。そもそも家計簿もつけていなかったので、月の支出もわかっていません。金融知識を学んだことで自分の現状がわかり、やるべきことが明確になりました」
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