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早大卒弁護士、婚活で女性ドン引きした思い込み ハイスペック男性の成功体験が結婚では障害に

東洋経済オンライン / 2024年11月18日 11時0分

数々のこじらせた男性たちを成婚に導いてきた「Bridallink目黒」の石川瞳さん(撮影:今井康一)

「婚活実態調査2023」(リクルートブライダル総研)の調べでは、2022年の婚姻者のうち、32.7%が婚活サービスを利用。うち、婚活サービスを通じて結婚した人は47.0%で、利用者のおよそ2人に1人が結婚にいたっている。

【画像を見る】石川瞳さんがアドバイザーとして参加した『セ婚ド!』。こじらせ男子特有のNG行動が…

婚活サービスと聞くと、マッチングアプリを想起する人は多いだろう。「2021国内オンライン恋活・婚活マッチングサービスの市場調査」(タップル)によれば、2021年のマッチングアプリの市場規模は768億円に上るそうだ 。

たしかに婚活市場において、今やマッチングアプリは欠かせない。だが、その半面では結婚相談所の需要が高まっていることも忘れてはならない。実は、2022年の結婚相談所の市場規模は約790億円に達し 、マッチングアプリの市場とほぼ変わらない。マッチングアプリの利用者が増える一方で、結婚相談所に入る若者も後を絶たないというのだ。

結婚相談所に入会すると、相談所が加盟している連盟――たとえば「日本結婚相談所(IBJ)」であれば、IBJが提供するアプリ(あるいはイベント)を介して、相手を探すことが可能になる。

登場する男女は、IBJに加盟している結婚相談所に入会している男女であり、独身であることも保証されている。いわば、お墨付きのツールを介してパートナーを見つけるわけだが、「アプリのほうが手軽でお金もかからないのに、どうしてわざわざ結婚相談所に?」と、多くの人が思うだろう。

アプリは自発的に動ける人向け

「アプリを通じて交際まで進展させることができるのは、自発的に動ける男性たちなんですね」

そう説明するのは、結婚相談所「Bridallink目黒」で代表を務める石川瞳さん。同所は、日本初の男性専門の結婚相談所として2017年に創業。以来、数々のこじらせた男性たちを成婚に導き、その姉御肌の指導は「神アドバイザー付き婚活合宿 セ婚ド!」(フジ系)などでも話題を呼んでいる。

石川さんによれば、「アプリに登録したはいいものの、ここから何をすればいいんですか?」と立ち往生してしまう男性が多く、交際・成婚まで伴走を求めて結婚相談所の扉を叩くのだという。そもそもの恋愛経験が少ないため、一から教えてほしいというわけである。

男性だけに特化した理由は、

「20~30代に関してだけ言えば、圧倒的に女性の登録者の方が多いです。40代で男女比は半々に、50代になると男性が上回るようになります。20~30代の男性は婚活に関しては優位性があるにもかかわらず、未婚率は上昇し続けています。20~30代男性が結婚できない背景を、私自身が紐解きたいという思いがありました」(石川さん、以下同)

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