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早大卒弁護士、婚活で女性ドン引きした思い込み ハイスペック男性の成功体験が結婚では障害に

東洋経済オンライン / 2024年11月18日 11時0分

「俗に言う“ハイスペック”な男性がモテると思われがちですが、恋愛はそうであっても、結婚はまったく違います。むしろ、『Bridallink目黒』では有名大学を卒業し、高身長で高収入の男性が結婚できない傾向にあります。結婚したい女性が重視しているのは、外側ではなく内側なんですね」

ハイスペックな男性は、仕事にしても恋愛にしても成功体験があるため、自らの「こだわり」や「思い込み」に固執する傾向があると石川さんは話す。

「先日、収録に参加した『セ婚ド!』に早稲田大学を卒業した弁護士の男性が参加したのですが、『子どもが走り回るのがうるさくて嫌だ』といった話をして、 女性たちがドン引きする瞬間がありました。その後、彼を呼び出して、『あの発言はダメだよ』と伝えると、『何がダメなんですか?』とポカンとしていた」

その後、女性陣たちから「あの発言はドン引きした」と告げられると、ようやく彼は「石川さんが言っていたことが当たっていました」と宗旨変ええしたそうだ。

「こだわりや思い込みにエビデンスがない」。そう石川さんは一刀両断する。

「女性と関係を築いていくには、トライ&エラーしかない。トライをしていなければ、エビデンスは集められません。エビデンスがない人ほど、こだわりや思い込みが強いです。相手を傷つけてしまったとわかるから、配慮や気遣いができるようになっていきますよね。孤独の時間が長いとそれだけ毒になっている――と、入会した男性たちには伝えています」

男女間で危機感に大きな差がある

また、男性と女性では結婚に対する危機感も大きくズレがあると、石川さんは付言する。

「40代から男女比が半々になるとお話ししましたが、男性は30代後半くらいから真剣に結婚を考える人が多い。一方、女性は出産も視野に入れると、20代中盤くらいから真剣に考えます。しかし、よい人に巡り合えずあきらめてしまう。

あきらめる女性が多い中、男性は増えていくため、40代で半々になるんですね。結婚相談所に入会する20~30代の女性は、男性よりも断然シビアな視点を持っています」

女性たちが求めているものは、あくまで「結婚しても安心・安全を与えてくれそうな存在」。それが広義の“清潔感”だと言い、

「自分と結婚したら、こういう結婚生活が描けますよと提案することが大事。ところが、ストーリーで自分のよさを伝えられない男性が多い。『仕事は?』と聞かれても、『やりがいがあると思う』しか答えられない。どんなやりがいがあって、ゆくゆくはパートナーとどういう結婚生活を描きたいかが不明確なんですね。自己分析ができない男性が多い」

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