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早大卒弁護士、婚活で女性ドン引きした思い込み ハイスペック男性の成功体験が結婚では障害に

東洋経済オンライン / 2024年11月18日 11時0分

「結婚したいのにできない」という若者(20~34歳までの若年層)、いわゆる“不本意未婚”は4割に達すると言われている 。男性に有利なはずなのに結婚に至らない。そのねじれを、石川さんは長年見てきた。

アドバイスを生かすことができるか

単刀直入に、「結婚できない男性の特徴を挙げるとしたら何でしょう?」と質すと、「素直ではない人」と石川さんは即答する。

「結婚したいのに『したい』と言えず口ごもる人、よい相手がいるのに好意を伝えることができない人、またアドバイスを素直に聞き入れることができない人も取り残されていきます。

男性が、結婚女性に求める年齢は30歳前後がもっとも多いのですが、私が開業したときの年齢がちょうど同世代なので女性のリアルな視点がわかる。『こういうことをされるとマイナスイメージを抱くよ』と率直に男性たちに伝えたとき、『そういうものなんですね』と聞き入れ、次に生かすことができる人は伸びていきます」

たとえば、こんなエピソードがあったという。お見合いパーティーはスーツやジャケットといったフォーマルな服装が常識だが、ある男性は「え? 俺のデニムは8万円もするんですよ。そこら辺の男が持っているスーツよりも高いのに何でダメなんですか?」と石川さんに言い放ったという。また、別の男性は、女性たちが目の前にいるにもかかわらず延々とスマホをいじり、女性たちをあぜんとさせたそうだ。

「婚活の場は、真剣な場です。『就職面接でそんなことをしますか?』という話と一緒なんですね。スマホをいじっていて、受かるわけがないですよね(苦笑)。TPOを含め基本的なことがわかっていない男性は入会をお断りすることも。最低限のことを理解してから婚活に臨んでもらいたいという思いから、私は自分のYouTubeで“〇〇はNG”といったことを発信し、入会する前に『チェックしてください』と徹することで、男性たちがスタートラインにいる状態で伴走するようにしています」

ハイスペックでも結婚できるとは限らない

事前に、石川さんが歯に衣着せぬアドバイスをする人だとわかれば、心理的ハードルも低くなる。最近では、石川さんに倣ってYouTubeを通じて虎の巻をあらかじめ教える結婚相談所も珍しくないそうで、「この人にサポートしてもらいたい」といった動機を持って入会する人も増えているそうだ。秘匿性の高いイメージがあった結婚相談所だが、さまざまな面でオープンになってきているという。

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