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「いつかは地元へ」香川を愛する25歳の東京ぐらし 困難な未来でも家業を継ぐことに迷いはなく

東洋経済オンライン / 2024年11月18日 9時20分

東京生活も満喫しているように見える海野さんだが、未練はないのだろうか。

「東京では大学院でも仕事でも、すごく良いつながりができました。特に大学院では同級生に経営者や役職のある方々もいて、若造の僕はずいぶんとかわいがってもらったんです。アドバイスをもらったり、自分では行けないような店にも連れていってもらったり。このつながりは、僕が香川に戻ったとしても途切れるものではないでしょう。

僕の父も、祖父も、ちょくちょく東京に赴いて大学の友達と会っていました。だから地元で働いて東京で集うスタイルが、僕にはちょうど良く思えます」

大人になれば友人と毎週のように会うことはままならないものだ。距離を乗り越えるフットワークの軽さは必要だが、住まいが地方でも友情をつなぐのに、さして支障はないのかもしれない。

「僕はもっと、地方と都市部の溝が埋まればいいなと希望しています。東京の友人に香川の良さを知ってほしいのはもちろん、香川の人にも東京にどんどん出てみてほしい。今後は僕と同じような地元の同世代ともつながって、香川の未来を良いものにしていきたいですね」

自分のルーツを大切にしながら、東京で学び、経験を積む海野さん。彼の構想する「Uターン」は、単なる帰郷ではなく、東京で培った経験を活かし、地元に新しい風を吹き込むことだ。

【写真】いつかは地元へ、と計画している海野さん。東京でのひとり暮らしの様子を見る

多趣味な25歳、経営コンサルタントの部屋

蜂谷 智子:ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰

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