医師が考案、歩くよりも体にいい「すごい足踏み」 「歩くのがしんどい」という悩みが増加している
東洋経済オンライン / 2024年11月20日 11時0分
ただ、これほど効率のいい運動なのに、現代の中高年以上の方々では、「あまり歩いていない(歩数が少ない)」「歩くことが難しい(歩くこと自体が困難)」というケースが意外に多いという状況があります。
その背景には、「ひざ痛や腰痛があって歩けない」「現時点で筋力がないので歩くのがしんどい」という身体的な問題や、「わざわざ外を歩くなんて面倒」という心理的な問題などがあるはずです。
歩くよりも健康にいい「すごい足踏み」
仕事に追われている人なら、歩く時間を確保しづらいという時間的な問題もあるかもしれません。そうした事情はよくわかります。しかし、健康の維持・増進にすぐれた歩行をしないままでいることほど、もったいないことはありません。
そこで考案したのが、「すごい足踏み」です。足踏みといっても、単純な「普通の足踏み」ではありません。詳しいやり方は後ほどでご紹介しますが、イスに座ったまま、足をさまざまに動かしステップを踏む運動です。これなら、寒い時期に外を出歩かなくても、室内でできます。
そして、「すごい足踏み」には、唯一無二の特徴があります。
「イスに座って行えて、歩くときと同じ下半身の大きな筋肉を刺激・活性化・トレーニングできる」
つまり、実際に歩かなくても、歩いたときと同様の健康の維持・増進効果が得られるという運動なのです。
ここで、「すごい足踏み」と普通の歩行を比べてみましょう。下半身の大きな筋肉を刺激・活性化・トレーニングできる点は共通しています。ただ、共通こそしているものの、普通の歩行よりも「すごい足踏み」のほうがすぐれている点があります。それは、太ももの内側にある大きな筋肉「大内転筋」をうまく動かせる点です。
大内転筋は、下半身有数の大きさを誇る筋肉です。太ももの前側にある「大腿四頭筋」、お尻の大部分を覆っている「大殿筋」に次いで大きい筋肉とされています。
ところが、この大内転筋は日常生活では使われにくい傾向があり、歩くことではさほど大きな刺激・活性化・トレーニングにつながらない筋肉とされています。こうした特徴を考慮して、「すごい足踏み」の中には、大内転筋にうまく作用する動きを取り入れているのです。
また、前述した大腿四頭筋や大殿筋はもちろんのこと、他にも下半身の大きな筋肉はほとんどカバーしていて、ターゲットになる筋肉を最も効率的に刺激・活性化・トレーニングできるように設計しています。
いわゆる「普通の足踏み」との比較ともなると、「すごい足踏み」のほうが圧倒的にすぐれた健康法と断言できます。
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