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「ダウンは必要?」この先どれくらい寒くなるのか 「気温と服装の目安」や温かく過ごすコツを紹介

東洋経済オンライン / 2024年11月20日 15時0分

今年の冬は寒くなりそう。どれくらい気温が下がるのか、気象予報士が解説します(写真:polkadot/PIXTA)

11月なのに夏日が続出

夏のような日かあったと思ったら冬のような寒さ。大きな気温の変化に困惑されている方も多いのではないでしょうか。

【イラストで見る】ラーニャ現象のしくみ

今年は季節の歩みが遅いです。11月も上着いらずの日や動くと汗ばむ日が多く、11月17日は全国的に最高気温25℃以上の夏日が続出。観測史上最も高い気温になったところがありました。

紅葉が進む気温の目安は最低気温8℃以下ですが、気温が高いことが影響して色づきが遅れているところもあります。富士山の初冠雪は平年より36日も遅い11月7日で、130年前に統計を始めてから最も遅い記録でした。

ただ、これからは冬らしい寒さが予想されています。今シーズンの寒さの傾向や原因、防寒のポイントについて解説します。

【図で紹介】寒い冬を温かく過ごすポイントなど(全8枚)

今シーズンの寒さの原因は、日本の上空に寒気が流れ込むことです。まず、これから冬にかけて、ラニーニャ現象のときの特徴が明瞭になると予想されます。

今年の冬の寒さの傾向は?

ラニーニャ現象が発生すると、貿易風(東風)が強くなるため南米・ペルー沖の海面水温は平常時より低くなります。一方、インドネシア近海の海面水温は平常時より高くなります。この冬は、ラニーニャ現象発生には至らない可能性もありますが、それに近い状態になるでしょう。

一般的に海面水温が高いと、積乱雲が発生しやすくなります。

インドネシア近海で積乱雲が発生すると、その影響で、上空の偏西風が中国付近では北に、日本付近ではやや南に蛇行しそうです。偏西風が平年よりやや南を流れることにより、日本の上空には寒気が流れ込みやすくなりそうです。

さらに、インドネシア近海で積乱雲が発生することにより、大陸の高気圧を強めるため、冷たい空気が流れ込み、東日本や西日本を中心に西高東低(西に高気圧・東に低気圧)の冬型の気圧配置が強まる時期があると予想されます。

特に、東日本や西日本に寒気が流れ込みやすく、平年より気温が低くなるタイミングがあるでしょう。

11月は寒暖差が大きく、一時的に気温が低くなるタイミングはありました。では、いつから本格的な寒さになるのでしょうか?

本格的な寒さになるのはいつから?

気象庁の1か月予報によると、12月前半までの平均気温は「全国的に平年より高く」なりそうです。

3か月予報では、12月から2月の平均気温は「全国的にほぼ平年並み」と予想されています。

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