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今さら聞けない50・60代からの「新NISA」のキホン 投資で効率よくお金を増やすための心強い制度

東洋経済オンライン / 2024年11月22日 8時10分

保有資産の中で、生活の予備資金・使う予定のある資金・緊急資金が備えられていれば、積み立て可能な金額をすべて投資してもよいでしょう。もし足りない場合は、積み立て可能な金額の中からこれらの資金を準備しつつ、積立投資もなるべく並行して行います。

現在の収入から支出を差し引いて、十分に積立投資ができる金額を捻出できればよいですが、毎月ギリギリの収支であったり、赤字の場合もあるでしょう。そのような人は一度支出を見直す必要があります。少なくとも手取り収入の5~10%は積み立てられるのが理想です。

●積立額は一定でなくてもよい

50代・60代は、収支の状況が変わりやすい年代です。余裕のあるタイミングでは積立額を多く、収支が厳しいタイミングでは少なくなるように計画を立てるほうがよいでしょう。

毎年の収支をシミュレーションし、それに合わせた積立額を設定すると、無理なく積み立てを続けやすくなります。状況が変わったら、積立額を変更する前提で、柔軟に考えておくことがポイントです。

目標額から決める

目標額から逆算し、積立投資に回す金額を算出しましょう。

「100歳まで暮らすためには1812万円足りない」という例に基づいて考えます。実際にはその額が一度に必要になるわけではなく、取り崩しながら使うはずです。

70歳から100歳までの間に月5万円取り崩すと1800万円になるので、これを目安に考えてみます。使っていないぶんは引き続き運用して増やすことができるので、70歳時点で1800万円の満額を用意できていなくても大丈夫です。

図は、70歳から100歳まで、年利回り5%で運用しながら月に5万円ずつ取り崩して使いたい場合、70歳までにいくら積み立てておけばよいかというシミュレーションです。

60歳から70歳まで積み立てる場合は、月々6万1093円投資すればよいということになります。

●老後資金の形成が目的なら投資信託だけで十分

50代・60代の投資初心者には、投資信託を活用した長期積立投資がおすすめです。新NISAで投資する目的が、老後の生活や趣味などのための資金づくりであれば、投資信託を活用するだけで十分です。

●投資信託のメリット

①少額で分散投資ができる

投資信託は、1万円程度(積み立ての場合はさらに少額から可能)から購入でき、その中で数十~数千の投資対象に分散投資されています。分散投資の効果で、個別に株式投資をするよりもリスクを抑えることができます。

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