北海道で"映画と美食の祭典"が立ち上がった背景 大泉洋ら所属事務所が新たなチャレンジに挑む
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 12時0分
「2012年に『しあわせのパン』という映画を公開したのですが、その初日に、映画館のまわりのベーカリーで、パンがものすごく売れたという報(しら)せを聞きまして。やはりパンの映画を観たらパンが食べたくなるんだなと思い、そのときに映像と食をつなげられないかと思ったのがきっかけです。
もともと『しあわせのパン』を企画した段階で、北海道が誇る食であるパン、ワイン、チーズを題材にした作品をシリーズで展開したい、そして三部作を撮ったら映画祭を立ち上げたいという構想はそのときからありました。私自身、いくつかの世界の映画祭に訪れたこともありますが、スペインのサン・セバスティアン映画祭で、カリナリー部門という、食と映画をつなげた、すてきな取り組みを行っていることを知りました」
サン・セバスティアン映画祭の目玉企画となるカリナリー部門は、世界各国の食をテーマにした作品を上映し、上映後にその作品に関連するフルコース料理が提供されるという、サン・セバスティアン映画祭屈指の人気部門だ。
サン・セバスティアン映画祭で見た光景
「サン・セバスティアンはバル街がある食の街。ミシュランの星を獲得しているお店がたくさんあり世界屈指の美食の都と呼ばれていますが、もしかしたら北海道がサン・セバスティアンに匹敵する場所になるのではと思ったのです。
それはなんといっても食材の素晴らしさですよね。海のものもあるし、山のものもある。だから、北海道でこそ食の映画祭をやるべきだと思い、いつかサン・セバスティアン映画祭に行ってみたいと思うようになりました。
ですが毎年選ばれるのは10作品だけ。毎作品エントリーして、3本目となる2019年の『そらのレストラン』のときにディナー付きプレミア上映作品に選出されることとなりました」
「映画祭で映画を観たあとバル街に行ったり、その作品をイメージしたおいしいディナーを食べながら映画の話や食の話をしたりと、参加者が国境を越えて、言語を越えて楽しそうにコミュニケーションしているのです。実際に体験をしてみて、これは絶対に日本で、北海道で開催すべきだと意気揚々と帰国したのですが、その翌年新型コロナウイルス感染症が世界的に大流行となってしまいました。
ただ、コロナ禍の中でもいろいろな人たちにこういうことをやりたいという構想は言い続けていました。10年間で3本の映画をプロデュースして、生産者の方々やシェフ、そして映像関係者など多くの人たちと出会うことができました。
この記事に関連するニュース
-
「オフィスキューの強引な仕切りで…」安住紳一郎アナが大泉洋さんと“食と映画の祝祭”を盛り上げ、スペインロケの思い出を軽快トーク「お土産のふり幅がすごい福山雅治から木村洋二まで」
北海道放送 / 2024年11月22日 19時11分
-
大泉洋、地元で初開催の映画祭に「豪華な出演者に集まってもらい感無量」…北海道フードフィルムフェスティバル開幕
スポーツ報知 / 2024年11月22日 18時24分
-
食と映像の魅力が融合「新たな映画祭」が札幌で開幕
テレビ北海道 / 2024年11月22日 17時40分
-
「北海道フードフィルムフェスティバル」に大泉洋ら登場「なんて略す?」イベント名にかみつく
日刊スポーツ / 2024年11月22日 16時48分
-
映画・音楽・アート! 北海道のおすすめイベント情報3選【2024年11月23・24日版】
北海道Likers / 2024年11月22日 10時40分
ランキング
-
1とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
2紅白「旧ジャニ出演なし」に騒ぐ人の"大きな誤解" 出演しない理由についての報道の多くがピント外れ
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 13時30分
-
3ブラック工場勤務なのに総資産1億円! 大台を達成した30代に教えてもらった7つの“節約テク”
週刊女性PRIME / 2024年11月22日 9時0分
-
4ファミマの「発熱・保温インナー」はヒートテックより優秀? コンビニマニアが比較してみた
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月21日 19時55分
-
5「合コンも仕事のつもりだった」20代で“年収1,000万”稼ぐ彼氏の苦しすぎる浮気の言い訳に唖然
日刊SPA! / 2024年11月21日 15時51分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください