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ダイエットで「カロリーゼロ飲料」を選ぶ人の盲点 医師が説明「代謝が落ち太りやすくなる危険も」

東洋経済オンライン / 2024年11月23日 8時50分

スポーツドリンクや乳酸飲料などの清涼飲料水には、砂糖がたっぷりと使われています(写真:青空/PIXTA)

みそ汁で“やせスイッチ”が ON になる!

肝臓は代謝を司る臓器です。代謝とは、食事から取り入れた栄養をエネルギーに変換し、体内で燃やす働きのこと。肝機能が低下すると代謝が促されず、栄養は脂肪としてどんどん蓄積されていきます。「最近やせにくくなった」「食べたぶんだけ太る」と感じる人は、肝機能が落ちている可能性が高いのです。

肝臓専門医、栗原毅医師が監修した『肝臓から脂肪を一掃! 医者が飲むやせみそ汁 - 肥満・糖尿病・動脈硬化から便秘まで、丸ごと解決!』から、一部抜粋してお届けします。

野菜ジュースやカロリーゼロの「罠」

甘いジュースはもちろん、スポーツドリンクや乳酸飲料などの清涼飲料水にも、砂糖がたっぷりと使われているのをご存じでしょうか? 

【イラストで見る】「腸が整う=肝臓の代謝促進」のしくみをわかりやすく解説

飲み物は太りにくいイメージがありますが、液体は固形の食べ物よりも吸収率が高いため、脂肪として蓄積されやすく、食べ物以上に注意が必要です。

特にダイエット中に気をつけたいのが、「市販の野菜ジュース」と「カロリーゼロの炭酸飲料」です。

市販の野菜ジュースは、味を整えるために砂糖が添加されていたり、フルーツを混ぜていたりする場合が多いので、毎日飲んでいるとあっという間に糖質オーバーになってしまいます。

また、甘いジュースの代用としてカロリーゼロの炭酸飲料を飲む人がいますが、こちらも危険! こうした飲料は人工甘味料や添加物が含まれているものが多く、これらを解毒するのは肝臓の仕事です。「解毒」のために肝臓を酷使することになり、「代謝」が落ちて太りやすくなってしまうのです。

さらに、人工甘味料は脳で甘みを感じるようになっているため、食欲が増しやすいという側面があります。加えて、腸内環境を乱すリスクも指摘されているので、できるだけ控えたほうがいいでしょう。

脂肪肝を予防し、肝臓の健康を守るためにも、水分補給は糖質や添加物の含まれていない、水かお茶を心がけましょう。

特に、緑茶に含まれるポリフェノールの一種であるカテキンには、糖の吸収をゆるやかにして脂肪の燃焼を促す働きがあります。また、ビタミンCやβ­カロテンといった強い抗酸化力を持つビタミンも豊富に含まれており、これらが肝細胞の酸化を防ぎ、肝臓の健康を守ってくれます。

また、コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、肝臓に運ばれた糖質や脂質を燃焼させるためのミトコンドリアの働きを活発にして、代謝を促進してくれる効果が期待できます。

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