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品川イオンスタイル「最強フードコート」の実態 太っ腹にも程がある?自由すぎる食のスポットだ

東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分

品川シーサイドフォレスト区画以外にもタワーマンションが多く建設され、一帯を含む東品川4丁目の人口は8349人(住民基本台帳、2023年1月1日時点)。

人口自体は多くないが1キロ当たりの密度で見ると3万6300人で、区内ではトップ5にランクインする数値である。

タワマンエリアのフードコート、さぞかし高級と思いきや……

そんな品川シーサイドフォレストの中核的な商業施設が、イオンスタイル品川シーサイドだ。

イオンスタイルとは、食品に力を入れるなど従来のイオンと一線を画した新たな価値を消費者へ提案することを目指した業態で、2014年から展開している。

イオンスタイル品川シーサイドもそのコンセプトに違わず、都内初出店の冷凍食品専門店「@FROZEN(アットフローズン)」があったり、酒類を扱うイオンリカーに隣接する形で「イオンのバル」として「Seaside BAR」を営業していたりと、同エリアの消費者需要に合わせたコンテンツが目立つ。

そうなると、フードコートにも期待が集まる。地下1階にあるフードコート・Seaside Tableを訪問するとまず目立ったのが、ビジネスパーソンが多いことである。

もちろんファミリー層も多いが、これほどスーツを着た人がいるフードコートも珍しいのではないか。対して、学生が少ないのも印象的である(平日の昼過ぎという時間も影響しているだろうが)。

一方でラインナップはというと、食に注力したイオンスタイルのフードコートとしては、やや物足りない気もする。

2021年にフードコート初となる店舗を出した「名代 宇奈とと」と、メニュー数が充実している「蕎麦処じんや」こそあるものの、あとはマクドナルドやリンガーハット、はなまるうどん、サーティワンに築地銀だこと、かなり庶民的な面々である。

「まあ、タワマン住民が多いとはいえ、フードコートにそう高級な店を並べることもないか」

そう思ってうろうろしていると、驚いた。

「フードコートの常識」を揺るがすメッセージ

何と、先ほど触れたアットフローズンの商品をフードコートで食べられるというのである。

何のことはない、隣接するアットフローズンで買ったものを、フードコートに設置している電子レンジであたためて食べられる。それだけの話といえば、それだけ。

しかし、たいていのフードコートは「フードコート外で購入した飲食物は持ち込みをご遠慮ください」といった掲示をしているものだ。

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