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品川イオンスタイル「最強フードコート」の実態 太っ腹にも程がある?自由すぎる食のスポットだ

東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分

それと比較して、外で買ったものを食べていい、それだけでなく電子レンジまで用意しているというのは太っ腹というほかない。

そうと来たら、せっかくの言葉に甘えてフードコートの店から1品、アットフローズンで1品というタッグで攻めよう。

そうしてアットフローズンに足を踏み入れると、これがまたすごい。一般のスーパーで売っているようなものはもちろん、海外の冷凍食品に、日本航空(JAL)が手掛ける機内食シリーズ、はたまた国内の外食チェーンの商品までかなりの品ぞろえなのである。

例えば吉野家やすかいらーくグループ、ロイヤルホストにジョイフルなど、各チェーンのメニューを再現した冷凍食品がずらり。

フードコートはいくら自由に楽しめる場とはいえ、さすがに出店しているメンツを変えることはできない。

しかし、このアットフローズンを駆使すれば、デフォルトの店舗に自分なりのアレンジを加えた「ぼくのかんがえたさいきょうのフードコート」を生み出せるのだ。

目移りする中、選んだのはロイヤルホスト。同じくフードコートでなかなかお目にかからない大戸屋と迷ったが、より品川らしい、高級路線ということで「ごちそうコスモドリア」をチョイスした。

言わずと知れたロイヤルホストの人気メニュー「コスモドリア」のシグネチャーだ。ちなみにこのほかにもロイヤルホストの冷凍食品としてカレーやグラタンなどもあった。

ほくほくとした気持ちでフードコートに戻り、席を確保。近くのオフィスから昼休憩で来るビジネスパーソンが多いのか、席の回転はそう悪くない。ロイヤルホストの相棒として宇奈ととへ足を運び「うな丼」を注文した。

何だかんだで590円は安いと思うがほかの客は少なく、人気だったのははなまるうどんとマクドナルド。品川といえど、フードコートへのニーズはそう変わらないのかもしれない。

ここはフードコートか、それとも自宅か

うな丼を待ちつつ、ごちそうコスモドリアをあたためるレンジを探す。ちょうど席の近くにあった。イオンが手掛けるホームファッションブランド「ホームコーディ」のレンジだ。

500ワットで7分30秒、こんなに長々と占拠するのは申し訳ないなあと思ったら、ほかにもホームコーディのレンジが1台、コンビニによくあるような業務用のレンジが2台確認できたので罪悪感が薄れた。

あたためながら思う。これがフードコートですることか。まるで自宅にいるようだ。

というか、アットフローズンで買ったものを食べる人が増えたらフードコートの店舗は商売上がったりじゃないか。

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