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大草直子「何を着てもしっくりこない」3つの理由 年を重ねるとともに変化する自分を楽しむには

東洋経済オンライン / 2024年11月25日 8時0分

体型が気になる人の、ジャケットの選び方

シャツやジャケットを選ぶ際のポイントについて大草さんは、素材や肩のラインを挙げる。

「例えばシャツは、オックスフォードのような少し目が荒く柔らかい素材よりも、細いコットンで高密度に編まれた張りのある生地のほうがシャープな印象になります。一方、ジャケットは少しとろみのあるものがおすすめ。柔らかくストンと落ちる感じの素材を選ぶと、丸みを帯びた体型に寄り添ってくれながら、キチンとしたシルエットを作ってくれます」

一方、ジャケットを買うときのサイズ感も気になるところ。通常は、自分の肩の位置とジャケットの肩山が合うものを選ぶのが基本だが、「二の腕がきついと嫌だな」とオーバーサイズを選んでしまう人もいるのではないか。

「肩の位置が少し落ちているドロップショルダーを選ぶと、腕周りなどの可動域に余裕があるのでリラックスして着られます。それでいてシルエットはズドンとせずきれいに成り立ちます。安易なサイズアップは余計に大きく見えてしまうのでNG。それよりも肩のラインを意識しましょう。

ただ、サイズ選びを失敗しないためには、自分のサイズを一度しっかり測っておくことをおすすめします。面倒でも一度やっておくと、ネットでの買い物がすごく楽になるんです。バスト、肩幅、ウエスト、ヒップくらいはサッと測ってデータとして把握しておけるといいですね」

脱マンネリ!プラスするべき小物、アクセ

秋冬は、黒やネイビーなどの無難なカラーを選びがちだが、「明るさがほしいのならグレーがおすすめ」と大草さんはいう。

「グレーはどんな肌色の方にも似合いやすいし、少し色味の違うグレーを合わせても違和感が出にくいんです。グレーのパンツに薄いグレーのニットなど、グレーのグラデーションでコーデを作ってあげると華やかだけど知性が感じられるので悪目立ちしにくいです。グレーのニットに白い襟をのぞかせて白からグレーのグラデーションを作ると、黒い靴やバッグを合わせやすくきれいです。

ベーシックなスタイルに1カ所、きれいな色を取り入れたいなら、肌色に左右されないよう顔から離したほうがいいのでボトムスですね。私は最近、ブラウンと赤の組み合わせがすごく気になっているんです。ブラウンのニットに赤のスカートや、ネイビーのニットとブラウンのスカートに赤の靴なんて、とてもきれいですよ」

ベーシックなスタイルは、安心感がある一方でマンネリになりやすい。大草さんは「トレンドを取り入れないと、止まっているように見えてしまう。そのためには情報収集や反射神経が必要」と指摘する。

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