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忙しい職場ほど「考えない人」が増える驚きの理由 本人と組織の「ラクしたい」が生んだ悲惨な結果

東洋経済オンライン / 2024年11月27日 9時30分

多くの企業が「自分で考えられない社員が多い」という問題を抱えていますが、その原因は「個々の社員のスキル」であると認識しています。しかし、企業自体が、従業員たちに向けて次のようなメッセージを暗に発している可能性はないでしょうか。

「自分で考える必要などないから、とにかく作業だけ忙しそうにやっていてください」

これはある意味では、従業員たちにラクなほうを選択させているということ。つまり、その企業全体として、ラクなほうを選択して経営しているということです。

従業員が思考停止する環境を自ら作っておいて、その従業員に思考力強化の研修を、成果が出ないと悩みながら続けているのはやはり矛盾していると思います。そんな企業が少しでも減ることを願い、私はこれからも正しいアプローチを提案し続けていきます。

「考える」を必要とするなら、考える時間と精神的余裕を用意してください。

それをしないなら、「考える」を求めることは諦めてください。

今回のテーマは、すべてのビジネスパーソンにこの二者択一を求める話です。それぞれが自分の意思で、納得いく選択をしてほしいと思っています。

深沢 真太郎:BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家

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