1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

東京23区なのに「無人駅」ある街で見た驚きの光景 足立区最大のパワースポット「大師前」を歩く

東洋経済オンライン / 2024年11月30日 9時20分

「風景は少し変わってきたけど、最近は若い家族連れも増えてきたし、私らが越してきた頃よりは中学校や小学校も増えました」(中田さん)

これは別の住民が語っていたのだが、大師前は家賃も高くないので、若い世代には人気なのだそう。

老人介護施設の1階にある団子屋

バブル以前に移り住んできた人たちも年を取った。それでも最近は介護関連の施設も増えてきたので、安心して年を取ることができる。そう語る住民も多かった。

取材の最後に、記念のつもりで西新井大師名物の草団子を買ったのだが、その際にも時代の流れを感じた。

写真は西新井大師の門前にある団子屋(中田屋)が入るビルなのだが、5階建てのうち、1階部分の通りに面したスペースだけが団子屋で、あとは老人介護施設なのである。

以前は割烹の料理店だったが、全面的に改装し、2020年の7月に介護付き有料老人ホーム「はなことばプラス西新井」として、再スタートを切ったのだという。

無人駅のある街は、"住むとちょっといい街"だった

東京23区では珍しい無人駅の東武大師線の大師前。名物の草団子は、清水屋と中田屋の2つの店が有名だが、今回は中田屋の団子を購入した。20個入りで900円(税込)である。

時代とともに変わってきてはいるが、ど真ん中で大師様がにらみを利かせている限り、「ちょっといい街」であり続けるだろう。不思議な無人駅と、西新井大師を見に行くだけでも楽しいこの街。年末年始でごった返す前に、一度訪れてみてはいかがだろう。

末並 俊司:ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください