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MUJI HOTEL「3500円朝ごはん」の"正直な感想" そこそこお値段のホテルビュッフェの評価は…?

東洋経済オンライン / 2024年11月30日 8時40分

パンブースにあるパンは、クロワッサンと食パンの2種類。どちらも1階の「MUJI Bakery」で焼き上げた手作りパンです。

無印良品が焼き立てパンを販売しているのは、銀座以外には有明など日本で数店舗しかないそう。

クロワッサンは、トースターでリベイクすると表面はカリカリ、内側はしっとり。バターをたっぷり使用してあり、口に含むと空気までおいしい。

生地がみっしり詰まっているので小さめサイズながら食べるとずっしりパンチがあります。

食パンは4分の1サイズの小さめですが5枚切り程度の厚みを持たせてカットしてあり、食べるとふわふわさが際立ちます。

そのまま食べてもヨシ、バターとジャムを塗ると、トッピングのおいしさが際立つ名脇役にも変身します。

数年前に一世を風靡した高級食パン屋さんはお砂糖たっぷりバターたっぷりで甘くてしっとり仕上がっていましたが、無印良品の食パンは甘さも油脂も控えめで、小麦粉のおいしさを再確認できる食パンでした。

食べる前は「取りすぎたかも……食べ切れるかな」と不安でしたが、味付けが濃すぎないので食べやすくパクパクと無心に食べすすめていくと、途中で中だるみすることなくペロッと食べきれたのでした。

日本人は自分だけ、北欧に迷い込んだような不思議な気分

「MUJI HOTEL」の朝食ビュッフェ会場は、2人掛けと3人掛けのテーブルで構成された35席ほどのこぢんまりとした店内でした。

白木とグレーというナチュラルな配色の家具、大きなガラス窓からは朝の光が差し込み、「本当にここは銀座なのかしら? 北欧に迷い込んだんじゃないかしら?」というような、開放感と温かみが共存する空間です。

利用したのは平日の7時30分。オープン直後だったためか、ビュッフェにいるのは10人ほど。私以外の全員が宿泊客で、私以外の全員が2人以上で朝食を食べており、私以外の全員が外国人でした。

なかにはアジア系の人も交じっているのですが、日本語で話す人は皆無。

無印良品は世界的に人気らしいということは、聞き及んでいたものの、「MUJI HOTEL」のメインターゲットは、無印良品ファンの日本人だと思っていたのですが、予想は大いに裏切られました。

筆者が想像していた以上に無印良品(を運営する良品計画)は、ワールドワイドでグローバルな企業に成長していたようです。

しかもどうやら無印良品のホテルを選ぶ人たちは、チェックアウトしてから、観光しつつグルメも楽しむ予定でもあるのか、パンとコーヒーとサラダなど、軽い朝食を取る人が大多数でした。

ここぞとばかりにお皿を大量に並べて、フードファイターのごとくむさぼっているのは筆者のみ。

食後のコーヒーを飲みながら、デザート代わりに2個目のクロワッサンを頬張りつつ、無印良品の人気冷凍食品、鶏レバーとこんにゃくのからしマヨネーズソース和えや、韓国風のりまきのキンパもあったらいいのになと、欲深く妄想する朝です。

本文中で紹介しきれなかった画像はこちら!

【その他の画像も多数】「朝食に3500円は高い…」と思いきや? 「MUJI HOTEL」のモーニングはこんな感じ

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

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