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「40歳パーカーおじさん」批判が議論沸騰する事情 パーカー姿がダサい人とそうでもない人の差

東洋経済オンライン / 2024年12月11日 17時40分

(写真:mits/PIXTA)

「40代以上の男性がパーカーを着るのはありか」という議論がSNSで盛り上がっています。コラムニストの妹尾ユウカさんがYouTube「新R25チャンネル」で「40歳近くになって、パーカーを着ているおじさんはおかしい」と語ったことに対して、堀江貴文さんや西村博之さんなどの著名人がXで反応しました。

【写真】パーカー姿が野暮ったい人は「フードの形」がわかってない

詳細は各媒体で語られているため割愛しますが、これだけ盛り上がる理由として、パーカーというアイテムの特殊事情も関係しているのでは。

というのも以前から「パーカー姿が家着っぽい」や「ブランドロゴの品位問題」など、今回の文脈以外でもパーカーは揶揄されやすいアイテムでした。しかも、この7~8年で、その位置づけは変化しているため、前提がバラバラのまま議論が続いているよう見えるのです。

そこで今回は「休日のパーカー(フーディー)姿を洗練させるコツ」を解説します。

「よそ行きパーカー」の誕生

ジーンズから「デニム」へと呼び名が変わったように、日本でパーカーが「フーディー」と呼ばれはじめたのは、ここ7~8年だと記憶しています。それまで「ヘビーウエイトなコットンで織られたアイテム」という印象でしたが、この頃から「ダンボールニット」と呼ばれるニット素材のものも増えてきました。

これはダンボールの構造を模したニット素材で、軽い生地感にもかかわらず張り感があるもの。この質感は従来のパーカーがもつ「家着っぽいイメージ」とは異なり、フーディーという新たな名称とともに「よそ行きパーカー」というポジションを築くことに成功したのです。

それに加えて定着してきた「オーバーサイズの着こなしと相性がよかった」という事実もあって、徐々にフーディー姿の大人は増えてきました。

今回の議論には、こうした背景があると私は捉えています。ですが本稿では、この議論には加わらず、「年齢にかかわらず、大人が休日のパーカー姿を洗練させるコツ」にフォーカスします。

フーディー姿が残念に見える人の盲点

フードが付いたアイテム全般に当てはまりますが、フードのカタチが崩れている姿はキレイに見えません。フーディー姿がパッとしない人は、そもそも「フードを整える」という着眼点がないのではないでしょうか。これは年齢や性別に関係なく、フーディー着用時に、誰にでも当てはまる盲点です。

フードの整え方で、だいぶ印象は変わります。実際のところメディアで見かける演者やファッション誌のモデルのフードは、キレイに整っています。では整ったフードとは、どういう状態なのでしょうか。

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