「人づきあい」長つづきのコツは"放牧スタイル" 「過去の関係性」に執着してもうまくいかない
東洋経済オンライン / 2024年12月13日 16時0分
それがお互いのストレスの元凶なんだ、とようやくわかったのは、体の声を聴くことの重要性に改めて気がついた頃です。
「前と同じようにやっているのに、体が変わらない。もっとやらなきゃいけないの?」と行き詰まり、ハッとしました。「あぁ、体に対しても周りの人に対しても、相手の要求を見ていなかったな」と。
近しい関係でこそ起こりがちな「おせっかい」
私の大失態のように、勝手に相手の気持ちを想像して気を回し、「気遣い」しているつもりになるのは、よくあることではないでしょうか?
「あなたのためを思ってやったのよ」というやつですね。とくに、親子やパートナーなど、近しい関係でこそ起こりがちなものです。
一見、優しい「気遣い」に思えますが、それは「おせっかいおばさん」でしかありません。相手は望んでいないかもしれないのに、無遠慮に相手の家まで突撃して、治療の押し売りをしているのと一緒なんです。
それじゃあ相手に怖がられるし、せっかく良いことをしていても、ありがた迷惑になりかねません。大切なのは、相手の「行動」に合わせることです。
相手が行動したら、それに応える。
相手がなにか言ったら、耳を傾ける。
相手が助けを求めたら、手を差し伸べる。
「これを望んでいるかも」「こう思っているのかも」というのは、自分の想像でしかありません。そうではなくて、相手が実際に発したこと(行動・アクション)に対して、適切なリアクションを返しましょう。まず体の声を「聴く」ことからセルフケアがはじまるように。
それが、本当の「気遣い」であり、人間関係においていちばん大切なことだと考えています。
私は今、生徒さんたちに対して、こんなふうに考えています。
「もし、健康になりたい人や、自分で体のケアができるようになりたいって人がいたら、ぜひ私の船に乗ってくださいね」
船に乗るか乗らないかは、相手が決めること。乗ってくれた人には、全力で応えよう。そう思っているんです。この考え方の変化は、私自身の心もかなりラクにしてくれました。
万人にいい顔する必要なんてない。自分が楽しいと思うことを一緒に楽しんでくれる人とだけ付き合っていけばいい。そう自分に許しを出したのです。
つながる人は「人生のステージ」で変わっていい
ここから先は相手が決めること。そうやってきちんと線を引けるようになったことは、もうひとつ、私に良い変化をもたらしてくれました。それは、人に執着しなくなったことです。
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