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どん底に落ちた不登校を機に夢を叶えた母の教訓 子どもが失敗から学ぶ機会を奪ったことを後悔

東洋経済オンライン / 2024年12月14日 9時30分

【ランの視点】

親は自分の人生でできなかったことを子どもにさせようと期待したり、自分が失敗したことを子どもにさせないでおこうとします。無意識ですが、それが子どもを所有物のように扱い、親の思う道へとコントロールしてしまうのです。

先回りをして降りかかる火の粉を払い、あれこれと干渉することは、子どもの考える力と自立を妨げてしまいます。私がまさにそうだったのですが、そのことに気づかせてくれたのが娘の不登校でした。

困難な状況にも乗り越えられる大人に育てたければ、親は子どもから「失敗から学ぶ機会」を奪わないことです。

由紀さんは1つひとつ不安と向き合い、葛藤を乗り越えてきたからこそ、息子さんの不安を受け止め、苦悩する息子さんをサポートできるようになったのです。

子どもの人生の主人公は子どもです。親は主人公を支える名脇役になることです。それが子どもの「自分の好き」に気づき、才能を伸ばす子育てだと私は思います。

由紀さんに「次に叶えたい夢はなんですか?」と聞いたところ、

「実は私、魚釣りが好きなんです。だからふらっと釣りに行ける場所に住みたいですね。自分はリラックスするひとりの時間が大切だと思ったんです。理想の家は、平屋でリビングがど真ん中にあって(笑)、子どもたちも私たち夫婦もそれぞれが好きなことをやれる、そんな家です。海に近い場所に家を買うこと。それが今の私の夢です」

不登校回復の苦しい道のりで自分と向き合い、忘れていた夢を思い出し、行動に移された由紀さん。次の夢もきっと叶えられることでしょう。

ラン:不登校コンサルタント、ブロガー

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