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日本橋「おしゃれすぎフードコート」で優雅な時間 まるで海外にいるような、女性ウケ抜群のエリア

東洋経済オンライン / 2024年12月15日 8時50分

現在はこうした観光目的の船が行き交っているが、ここ日本橋はかつて「魚河岸」を筆頭に、米河岸に材木河岸などがつくられるとともに、幕府の陸上輸送を担う「伝馬役所」も設けられるなど、モノが行き交う物流の要所だった。

中でも魚河岸は、現在は豊洲、以前は築地にあった東京都中央卸売市場のルーツである。江戸時代には「1日に千両の取引がある」といわれるほどの賑わいで、大正期の関東大震災で築地へ移転するまでは売買が続いていた。

かつての名残? アンテナショップが並び、街歩きも楽しい

このような背景が影響しているのかはわからないが、日本橋エリアは、各自治体の名産物を販売する「アンテナショップ」が多い。

コレド日本橋の付近をものの数分歩いただけでも「ここ滋賀日本橋」に「Cave de ワイン県やまなし」「日本橋ふくしま館 MIDETTE」や「日本橋室町すもと館」などがあり、日本橋を渡った向こうにも複数のショップが点在しており、物流の要所だった歴史をどことなく感じる。

アンテナショップにもそれぞれ特徴があり、飲食ブースを併設した店舗、山梨のようにワインに特化したもの、はたまた単体の自治体だけではなく「離島」のくくりで出店しているものなど、ウィンドーショッピングだけでも飽きのこないバリエーションである。

アンテナショップに加え、ここ数年の再開発で生まれたコレド日本橋・コレド室町といった施設や入館無料ながら展示が充実している「貨幣博物館」など、都心の喧騒とはまた違うエンタメがあるのが、日本橋という街の特徴といえる。

「東京のブルックリン」にひっそりたたずむフードコート

やや話は戻るが、三井不動産などによる日本橋再生計画は2019年から第3ステージを迎えており 「豊かな水辺の再生」「新たな産業の創造」「世界とつながる国際イベントの開催」の3テーマを重点構想として、さらなる開発が進んでいる。

第3ステージでは、昭和通りを境に一帯を「WESTエリア」と「EASTエリア」に分けて、それぞれの特徴を生かした街づくりが進む。そのうちカミサリー日本橋があるのは、EASTエリアだ。

過去、日経XTRENDの取材に対して、三井不動産はWESTエリアとEASTエリアをニューヨークの「ミッドタウン」と「ブルックリン」のような関係性である、と述べている(2020年3月6日『三井不、日本橋で超広域街づくり オフィス街がブルックリンに?』)。

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