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日本橋「おしゃれすぎフードコート」で優雅な時間 まるで海外にいるような、女性ウケ抜群のエリア

東洋経済オンライン / 2024年12月15日 8時50分

おやつ時という時間帯もあってか、一番人気はsweetie shop GRANDPA。陳列しているカラフルなドーナツやケーキの中から、アップルパイを注文した。

あたために5~10分ほどかかるとのことなので、その隙に他の店も物色しよう。

アップルパイに合わせる観点から、TORIBARでアメリカーノのホットを注文。要はホットコーヒーなのだが、名前が違うだけで気分がちょっとアガる。エスプレッソチャイやシトラスコーラといったおしゃれ系メニューが結構あった。

これでフィニッシュかと思ったが、PIZZA SLICEがずらっと並べているピザに目を奪われた。

フードコートでは「欲望に忠実に、食べたいものを食べたいだけ」が原則である。「ハム&カマンベールスライス」を1枚注文すると、大きなピザオーブンで温め直してくれて、これまた気分がアガる。

「組み合わせ」の楽しさを再発見

そんなこんなで、今回はピザ&アップルパイにコーヒーのセットが完成した。

ここが伝統のある日本橋の街、ということをつかの間忘れるアメリカンな組み合わせである。

ピザはスライス1枚とはいえ、結構な大きさ。まず一口はクリスピーな感触があるが、噛むとクリスピーなだけではない厚みも感じて、普段ピザといえば宅配ピザくらいの身からすると、初体験。

くだくだ述べたが、要するにうまい。チーズやハムもしっかり載っており、これで660円はかなり満足感がある。

アップルパイは中身ぎっしりで、ただ甘いのではなくスパイスがしっかりと効いている。コーヒーとの相性抜群である。

穴場にして至高のフードコートだった

今回は「アップルパイ&コーヒー」という組み合わせだが、「ピザとビール」、あるいは「タコスとビール」。

はたまた「ドーナツとコーヒー」といった形で、各店舗の組み合わせが通常よりも楽しいフードコートと感じる。

それにしても、日本橋にこんな場所があったとは。店舗を組み合わせる妙や、空間そのものの楽しさなど、従来のフードコートにはない楽しみ方を発見できる、穴場であった。

鬼頭 勇大:フリーライター・編集者

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