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「子どもは親を映す鏡」だからこそ見直したい習慣 親もちゃんと挨拶してる? 行動は子どもに伝わる

東洋経済オンライン / 2024年12月18日 17時0分

片づけなさい、挨拶しなさい、勉強しなさい…。いくら口で注意しても、親自身の行動が伴っていなかったら、子どもは戸惑ってしまいます(写真:USSIE / PIXTA)

1万人以上の子育ての悩みを聞いてきたモンテッソーリ教師あきえさんは、詰め込みすぎの子育てから解放され、自信をもって子育てできるようになる「子育ての引き算」を提唱しています。

「子育ての引き算」とは、あれこれと「足し算」するのをやめて、子育てにおいて本当に大切にするべきことを見極め、必要なものだけを選び取ること。そして、必要ないものは手放していくこと。

本記事では「不一致な言動の引き算」について、モンテッソーリ教師あきえさんの著書『詰め込みすぎの毎日が変わる! 子育ての「引き算」』から一部を抜粋、再構成しお伝えします。

子どもには「吸収するためのモデル」が必要

子育て中、こんなことありませんか?

●「片づけようね」と言いながら、実は自分も整理整頓ができていないときがある

【漫画】「ギクっ」子どもに注意するのに親ができていない「あるある」パターン

●「お友達に優しくしようね」と言いながら、子どもにイライラした態度をとってしまうことがある

●子どもと一緒に決めたルールを、忙しさや面倒くささからやぶってしまうことがある

【漫画】BEFORE:引き算する前

マンガの例では、大人が「元気に挨拶すること」を子どもには求めつつ、実は自分はできていませんでした。しかし、子どもはその行動をしっかりと吸収していることがわかりましたね。なんだか思い当たる節があって、ちょっとドキッとしますね。

「不一致な言動」とは、大人の言っていること(言葉)とやっていること(行動)が一致していない状態のことです。たとえば、子どもに「片づけようね」と言いながら、自分の部屋は整理整頓ができていないような状況を指します。

「不一致な言動」をすることには、いくつか心配な点があります。

●子どもに混乱や不信感を与える

●子どもが正しい行動を学ぶ機会を失う

●子どもが真似て学ぶチャンスを妨げる

子どもは今まさにいろいろなことを知り、理解して、できるようになろうとしているときです。そんな育ちを助けるためには、「不一致な言動」を引き算することがおすすめです。そうすることで子どもはより自立に向かっていくことができます。

不一致な言動を引き算する3つのポイント

そのために、意識したいポイントが3つあります。

1. 大人は子どもの「モデル」となる

子ども、特に乳幼児期の0〜6歳の子どもは何でも吸収することのできる「吸収する力」をもっています。「こんなことも吸収しているの?」と大人がドキッとするくらい、いろいろなことを吸収することができます。

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